手に余る
てにあまる
表現動詞-五段-ラ行
標準
to be beyond one's capacities
文例 · 用例
しかし、おい、おいらも、まさかこれほどとは思わなかったが、随分手に余る上に、ものは食わずよ。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
余一郎までがなぜ出て行ったか判りませんが、お角さんを遠いところへ連れて行くのに、一人ではちっと手に余るので、その加勢に行ったのかも知れません。
— 岡本綺堂 『怪談一夜草紙』 青空文庫
銀子のことを、そっちこっち吹聴して歩いたり、こそこそ朋輩を突ついたり、銀子の手に余るので、どうせ一度は抱えの入替えもしなければと、親爺も言っているのだった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
やがて、両手に余る位、花がたまつたとき、腰が痛くなつた良寛さんは、立ちあがつて、いつの間にか、空が日暮の茜に染まつてゐるのを見た。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
私達は競争で大文字の千字文から、しまひには手に余るやうな太い筆を持つて旗や幟の字まで書いたりした。
— 岡本かの子 『私の書に就ての追憶』 青空文庫
獣は運ぶには手に余るほどの図体があったため、ハンターは仕方なく片脚と脇腹の部分だけを切り取ることにした。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
世の中とは僕らでも手に余る。
— THE ADVENTURE OF THE SUSSEX VAMPIRE 『サセックスの吸血鬼』 青空文庫
べとりと一面|青苔に成つて、欠釣瓶が一具、さゝくれ立つた朽目に、大く生えて、鼠に黄を帯びた、手に余るばかりの茸が一本。
— 泉鏡花 『雨ばけ』 青空文庫
作例 · 標準
このプロジェクトは私の手に余る仕事だと感じている。
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問題が複雑すぎて、一人の手に余る状況になってしまった。
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彼は手に余るほどの荷物を抱えて、階段を上がっていた。
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