蓄え
たくわえ
名詞頻度ランク #14638 · 青空 65 例
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文例 · 用例
組んだ指の一二本だけ、組み堅め方を緩めて、ひょくひょく蠢めかしているのは、娘が何を言い出すことやらと、まだ、親振った軽蔑の念と好奇心と混ったものを山の祖神がいささか心に蓄えていることの現れと見れば見られる。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
水無瀬はその弟妹の中の上の弟を語って、三月の行糧を、山の窟に蓄えた。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
しかもこのものに向って、争おうと蓄えて来た胸の中のものなぞは、あまりに卑小な感じがして、今更に恥入るばかりであった。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
ちなみに君は生涯髭を蓄えず頭も五分刈であった。
— 寺田寅彦 『工学博士末広恭二君』 青空文庫
しかしこれには蓄電池という都合のよいものがあって、風の力を電気の力に変じて蓄え、必要に応じて勝手に使う事が出来るのである。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
廷珸の知合に黄紳の間にも遊び、少しは鼎彝書画の類をも蓄え、また少しは眼もあって、本業というのではないが、半黒人で売ったり買ったりもしようという男だ。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
彼は計画どおり三カ月の糧を蓄えて上京したけれども、坐してこれを食らう男ではなかった。
— 国木田独歩 『非凡なる凡人』 青空文庫
園はあの落ち着いた態度で書物の言葉の重さを一つずつ計りながら、そこに蓄えられている滋養分を綺麗に吸い取ってしまいそうに見えた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
作例 · 標準
万が一の災害に備えて、水と非常食の蓄えを常にチェックしている。
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彼は若い頃からの蓄えを切り崩して、定年後は悠々自適の生活を送っている。
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冬眠を前にしたリスが、木の実の蓄えを増やすために森を駆け回っている。
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