羽車
はぐるま
名詞
標準
portable shrine used to transport a sacred object
文例 · 用例
ああ、日は身隱れし宵やみの木立の息ごもり、氣をぬるみ、林精は水錆江に羽ぞ浸す靜寂を、月しろの影青く、ほのめく氣深さや、空室に燈明の火ぞしめる寺あらば、ゆかまし、わが心夜ごもりに、天ゆく羽車や聞きつべき。
— 薄田淳介 『白羊宮』 青空文庫
』筑波根の東聲して、『天の宮、御使ひ姫は汝こそあれ、われは國造、高翔くる日の羽車をともなひて、朝なゆふなに七度の國見の反身、『汝が希望、あくがれ、吟咏、高わらひ、努力、若やぎ、また愛の華座はここに。
— 薄田淳介 『白羊宮』 青空文庫
」 みのるは斯う云はうとして義男の方を見た時に、丁度二人の傍を三保の松原を走らせた天の羽車のやうな靜さで、一臺の車が通つて行つた。
— 田村俊子 『木乃伊の口紅』 青空文庫
そこへ日輪が天を駆ける羽車のなかから顔をお見せになりましたら、山と山とは負けず劣らずの色の濃さ、あざやかさで、ちょうどあいでも流したように雨降りあげくの空にかがやきました。
— 島崎藤村 『力餅』 青空文庫
急いで出ると、停車場の入口に、こゝにも唯一人、コートの裾を風に颯と吹まどはされながら、袖をしめて、しよぼ濡れたやうに立つて、雨に流るゝ燈の影も見はぐるまいと立つて居る。
— 泉鏡太郎 『雨ふり』 青空文庫
つづいて、がらがらがらと、のこらずのはぐるまが、からまわりにまわって、やがて、ぶつんと音楽はとまってしまいました。
— NATTERGALEN 『小夜啼鳥』 青空文庫
ここらにも狼が出るのかしらと、なんだか急に怖くなりましたが、三津子さんはやはり身動きもしないで、じいやの声をちっとも聞きはぐるまいと熱心に耳を引き立てているようでした。
— 岡本綺堂 『探偵夜話』 青空文庫
紹介のすんだ組は離れたところからそれ迄とは違う関心を互に通わせて、少年の方は、その一つの顔を見はぐるまいと気を張っているようだし、大人の方はもっと複雑に少年をねぶみしているように見える。
— 宮本百合子 『三月の第四日曜』 青空文庫
作例 · 標準
祭りの日、神社の神輿が羽車に乗って町を練り歩いた。
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羽車は、神聖なものを運ぶための特別な乗り物だ。
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地域の人々が協力して、重い羽車を担いだ。
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ウィキペディア曖昧さ回避
羽車(はぐるま) 輿(こし)の一種。御羽車。 羽車 (企業) - 堺市の封筒メーカー(旧社名:ハグルマ封筒) 阪堺鉄道及び南海電気鉄道の初代社章。別名「羽車マーク」。1972年まで使用された。 和歌山県の調味料メーカーハグルマ(旧社名:関西食品)及び同社の製品ハグルマソース(羽車ソース)のロゴマーク・商標。上記南海社章が由来。
出典: 羽車 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0