懲らしめ
こらしめ
名詞
標準
chastisement
文例 · 用例
「それは仰せのとおりでございますが、与右衛門にとりついて、すぐ責め殺したのでは、懲らしめになりません、こうしてお菊を悩ますのも、与右衛門に苦痛を見せるためであります」 とても宥めたくらいでは累の怨霊は退かないと云うので、祈祷者を呼んで来て仁王法華心経を読ました。
— 田中貢太郎 『累物語』 青空文庫
で、長者は奴隷の体に傷をつけないで、懲らしめになる苦しい刑罰はないかと考えました。
— 田中貢太郎 『宇賀長者物語』 青空文庫
よって懲らしめのため神社跡地の樹林を伐り尽さしめんと命ぜしも、この神林を伐ればたちまち小山崩れて人家を潰す上、その下の官道を破るゆえ、事行なわれず。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
さうして俄に立ち上つて、着物の襟を正したり帯を絞め直したりしたがそれでもいけないので、此奴を懲らしめてやれと、自分の手で自分の頭を一つポカリ殴つた。
— 牧野信一 『爪』 青空文庫
つゞいて私は今の文壇にある心境小説よりも一層深く細かく突込んで書いてあることを、ロオカルであることを、大臣の思ひものであつても、決してまけてはゐずに、男の我儘を十分に懲らしめてゐることを、勝手に振舞つてゐることを、決して奴隷のやうになつてゐないことを捜し出した。
— 田山録弥 『早春』 青空文庫
「百姓共を悦ばすはよいが、十郎次と身共面識があるだけに、懲らしめる方法をちと工夫せずばなるまい。
— 日光に現れた退屈男 『旗本退屈男 第八話』 青空文庫
今は身共の力で懲らしめる事は出来ても、この先たびたび病気が再発するようならば、仏作って魂入れずも同然ゆえ、利きのいい薬一服盛ってつかわしましょうぞ。
— 日光に現れた退屈男 『旗本退屈男 第八話』 青空文庫
領民達の妻女、娘なぞを十一人も掠め奪り、沙汰の限りの放埓致しおると承わったゆえ、早速に兄が懲らしめに参ろうと思うたが、わるいことにきやつめ、兄と面識のある間柄なのじゃ。
— 日光に現れた退屈男 『旗本退屈男 第八話』 青空文庫
作例 · 標準
親は子供を懲らしめ、正しい道へと導く義務がある。
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先生の懲らしめを受けて、彼は反省した。
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これは彼に対する神からの懲らしめかもしれない。
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