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消し去る

けしさる
動詞-五段-ラ行動詞-他動詞
1
標準
to get rid of
文例 · 用例
されば深更|一縷の燈火をもお貞は恐れて吹消し去るなり。
泉鏡花 化銀杏 青空文庫
そしてその徳は三島のただあれだけの行爲では彼から消し去ることの出來ないものでもあり、また時がたてばいつかは二人を前の二人のやうに結び合せて了ふであらうと思はれる彼にとつては不可思議な種類の徳であつた。
横光利一 悲しみの代價 青空文庫
また、君の持っている薬液を真似て、それと性質の違った別の絵具を溶かして消し去る重宝な薬液の用意もござりまする。
烏啼天駆シリーズ・5 すり替え怪画 青空文庫
もしこの気易い状態が一二時間も長く続いたなら、あるいは僕の彼女に対して抱いた変な疑惑を、過去に溯ぼって当初から真直に黒い棒で誤解という名の下に消し去る事ができたかも知れない。
夏目漱石 彼岸過迄 青空文庫
おなさけ、というようなことでは自分自ら納得できない気分を消し去ることができない気質であった。
坂口安吾 青鬼の褌を洗う女 青空文庫
ありがとう」 そして左近が太平洋新聞の応接室で社会部長や次長らにかこまれて秘密書類奪取のイキサツを語っているころ、玉子は緑の自動車ではないタクシーをよんで、いずこともなく姿を消し去るところであった。
坂口安吾 左近の怒り 青空文庫
* いま私は、ふと、古い記憶のなかから、どうしても消し去ることのできない「ひとつの場面」を想ひ起してゐる。
――宛名のない手紙―― 日本人とは? 青空文庫
然し卓一を故郷へ呼び寄せた心のひとつに、女の面影を消し去ることができなかつた。
――夢と知性―― 吹雪物語 青空文庫
作例 · 標準
過去の辛い記憶を心から消し去りたい
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彼は証拠を完全に消し去った
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この洗剤は頑固な汚れを消し去る
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