他見
たけん
名詞
標準
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文例 · 用例
私はどうして他見をする必要があろう。
— 有島武郎 『フランセスの顔』 青空文庫
餘白が澤山あるからといつて、一册下すつたものだが、用意の深い方だから、他見然るべからざるペイヂには剪刀が入つてゐる。
— 泉鏡太郎 『火の用心の事』 青空文庫
その他見る者聞くもの何一ツとして、眼を驚かし耳を驚かさぬものはなかった。
— 夢野久作 『白髪小僧』 青空文庫
つなぎ目なども見えない、バラバラの美しい団扇か楯により他見えなかつた。
— 牧野信一 『鱗雲』 青空文庫
勿論、これは係りのほかに他見を許されないことになっているんですが、わたくしを贔屓にしてくれる吟味与力から貸して貰って、ちょっと珍しいと思うのだけを少し書きぬいて置きました。
— 小女郎狐 『半七捕物帳』 青空文庫
そして、ジョン・ハーシーや、パール・バックやアグネス・スメドレー、エドガー・スノウ、ヒュー・ディーンその他見る夢のなかに中国があらわれることのある人々の精神は、東洋にとって貴重なだけではない。
— 宮本百合子 『「ヒロシマ」と「アダノの鐘」について』 青空文庫
巴流長刀目録御伝授之儀、聊他見他言仕間敷候事。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
僕自身を冷静に見ることは、――いや、僕は他見を許さぬ日記をつけてゐる時さへ、必ず第三者を予想した虚栄心を抱かずにはゐられぬものである。
— 芥川龍之介 『僻見』 青空文庫
作例 · 標準
自分の作品を他人の目に触れさせることに、最初はためらいがあったが、勇気を出して発表した。
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