居残り
いのこり
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #38357 · 青空 71 例
標準
working overtime
文例 · 用例
彼等は、祖父の時代と同様に、黙々として居残り仕事をつゞけていた。
— 黒島傳治 『土鼠と落盤』 青空文庫
けれども私は、その奥さんを幽かに慕っていたのでございますから、居残りを言いつけられても、かえって嬉しかったくらいで、別におそろしくも何とも思いませんでしたのです。
— 太宰治 『男女同権』 青空文庫
避暑の客が大方帰ったので居残りの者は我儘放題、女中の手もすいたので或夕、大友は宿の娘のお正を占領して飲んでいたが、初めは戯談のほれたはれた問題が、次第に本物になって、大友は遂にその時から三年前の失恋談をはじめた。
— 国木田独歩 『恋を恋する人』 青空文庫
倶楽部員は二郎の安全を祝してみな散じゆき、事務室に居残りしは幹事|後藤のみとなりぬ。
— 国木田独歩 『おとずれ』 青空文庫
赤城の下男八蔵は、墓原に来て突当の部屋の前に、呼吸を殺していたりしが、他の者は皆立去りて、怪しと思う婦人のみ居残りたる様子なれば、倒れたる墓石を押し寄せて、その上に乗りて伸び上り、窓の戸を細う開きて差覗けば、かの婦人は此方を向きて横様に枕したれば、顔も姿もよく見えたり。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
」 女郎屋の朝の居残りに遊女どもの顔を剃って、虎口を遁れた床屋がある。
— 泉鏡花 『浮舟』 青空文庫
やれやれ生命を拾いたりと、真蒼になりて遁帰れば、冷たくなれる納台にまだ二三人居残りたるが、老媼の姿を見るよりも、「探検し来りしよな、蝦蟇法師の住居は何処。
— 泉鏡花 『妖僧記』 青空文庫
この時、レヤチーズは、はじめてボートの支度を下知して、四、五の船客をまずボートに抱き乗せ、つぎに船員の、妻子のある者にも避難を命じ、自分は屈強のいのち知らずの若い船員五、六名と共に船に居残り、おのおの剣を抜いて敵兵の襲来を待機した。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
作例 · 標準
「今日も居残りかぁ。先に上がっていいよ、これだけ終わらせちゃうから」
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居残りのメンバーで近くの居酒屋に寄り、その日のトラブルについて愚痴をこぼし合った。
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定時を過ぎてもオフィスには明かりが灯り、数名が居残り作業を続けている。
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「あーあ、部長に捕まって居残り確定だ。映画の予約キャンセルしなきゃ」
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標準
detention
作例 · 標準
宿題を忘れた罰として、放課後の教室で一時間の居残りを命じられた。
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「えー、また居残り? 早く帰ってゲームしようと思ってたのに」
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漢字の小テストで満点を取るまで、先生が居残りを許してくれない。
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夕暮れの誰もいない廊下を、居残りを終えた生徒が寂しげに歩いていった。
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