午の刻
うまのこく
表現名詞
標準
hour of the Horse (around noon, 11am-1pm, or 12 noon-2pm)
文例 · 用例
正午の刻の火事は大きくなると、何国でも申しますが、全く大焼けでございました。
— 泉鏡花 『眉かくしの霊』 青空文庫
これはただごとではない、また兵乱の前兆か、饑饉疫癘の凶相かと、人人が不思議がっていると、午の刻になって俄かに大地震となり、海嘯が起った。
— 田中貢太郎 『日本天変地異記』 青空文庫
その火は翌日の辰の刻になって止んだが、その日の午の刻になって、昨日から吹き止まない大風に吹き煽られて小石川伝通院前の鷹匠町から発火した。
— 田中貢太郎 『日本天変地異記』 青空文庫
詮方無さに町道場に押入りて他流試合を挑み、又は支那人の家に押入りて賭場荒しなぞするうちに、やがて春となりし或る日の午の刻下りのこと諏訪山下、坂道の途中にて一人の瘠せ枯れたる唐人の若者に出会ひしに、しきりに叩頭して近付き来る。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
おまえ達はそこへ忍び込んで、午の刻(午前十一時―午後一時)から夕方まで待っていろ。
— 酉陽雑爼(唐) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
「君が四十万の銭をわきまえるならば、三年の命を仮すことにしましょう」 和子は承諾して、あしたの午の刻までにその銭を調えることに約束した。
— 酉陽雑爼(唐) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
家康は翌二十日の午の刻に使を駿府の城に召した。
— 森鴎外 『佐橋甚五郎』 青空文庫
三 あくる日の午の刻すぎに、荏原権右衛門は高三河守|師冬の館をたずねた。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
作例 · 標準
例句