轡
くつわ異読 くつばみ
名詞多音語頻度ランク #23687 · 青空 385 例
標準
bit (mouthpiece)
文例 · 用例
何処かで轡虫の鳴くのが静かな闇に響く。
— 寺田寅彦 『やもり物語』 青空文庫
座敷がしんとして庭では轡虫が鳴き出した。
— 寺田寅彦 『祭』 青空文庫
隣りに言葉|訛り奇妙なる二人連れの饒舌もいびきの音に変って、向うのせなあが追分を歌い始むれば甲板に誰れの持て来たものか轡虫の鳴き出したるなど面白し。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
轡の紋章に天狗の絵もあったように思う。
— 寺田寅彦 『喫煙四十年』 青空文庫
三、四人の女が出て来て、かれの眼隠しや猿轡をはずして、両手の縛めをも解いてくれた。
— 奥女中 『半七捕物帳』 青空文庫
口には猿轡を食まされた。
— 奥女中 『半七捕物帳』 青空文庫
あのカーキ服の歩哨に猿轡をはめた女が見つかった日にゃ最後だよ。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
轡頭を取って立ちはだかり、(嬢様そんならこのままで私参りやする、はい、ご坊様にたくさんご馳走して上げなされ。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
作例 · 標準
騎手は出走前に馬の轡を確認し、しっかりと固定されているかを確かめた。
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古い厩舎の壁には使い古した轡が何個も掛けられたままになっていた。
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馬が轡を嫌がって首を振るので、調教師は根気よく慣れさせる訓練を続けた。
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