幻辞.com

放れる

はなれる
動詞-一段動詞-自動詞
1
標準
to get free (from)
文例 · 用例
蓮月の掬う香湯の匂いあたりに薫じ、夜は明け放れる
岡本かの子 ある日の蓮月尼 青空文庫
たしかあれは十四五人ばかり一群なんだがね、その中でも二三人、体の暗い奴等が紛れ込んで富山から放れる筈だよ。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
そのような夜半には、私もまた、菊池寛のところへ手紙を出そうか、サンデー毎日の三千円大衆文芸へ応募しようか、何とぞして芥川賞をもらいたいものだ、などと思いを千々にくだいてみるのであるが、夜のしらじらと明け放れると共に、そのような努力が、何故とも知らず、馬鹿くさく果無く思われ、『やがて死ぬるいのち。
太宰治 虚構の春 青空文庫
一里あまり往って、深林を出放れると渓川が来た。
田中貢太郎 神仙河野久 青空文庫
渡り越して、その姿、低い欄干を放れると、俤橋は一点の影も留めず、後になって、道は一条、美しくその白足袋の下に続いた。
泉鏡花 式部小路 青空文庫
」「そうか、」 期したりといわんよう、落着いていって、丹平は椅子を放れる
泉鏡花 式部小路 青空文庫
蜂の巣のやう穴だらけで、炉の煙は幾条にもなつて此処からも潜つて壁の外へ染み出す、破屏風を取のけて、さら/\と手に触れると、蓑はすつぽりと梁を放れる
泉鏡花 二世の契 青空文庫
小谷さんは夜が明け放れると、また電灯のスイッチをパチンと閉め、私の寝具をきちんと正し、便器を清め、床を拭き、やがてくまなく調うた床で私に食事させ、さらにあと片づけするまで一刻も小止みなく、見る眼にも感に堪えるほどこまめに働いた。
鷹野つぎ 青空文庫
作例 · 標準
鳥が籠から放れるように、彼は自由を求めて旅に出た。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
手綱から放れる馬は、誰にも止められない。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
長年のしがらみからようやく放れることができ、彼は安堵のため息をついた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
放れる(はなれる) — 幻辞.com