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胚種

はいしゅ
名詞
1
標準
germ
文例 · 用例
故に浪漫派は、実に近代詩の開祖であって、今日のあらゆる詩派に於ける母音のものは、すべて此処に胚種している。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
その竜宮を、或は錫蘭島だといい、いや、架空の表現なのだとか、いろいろ議論がありますものの、大体北方の哲学の胚種が、後世文化の発達した、これ等南の海洋の気を受けた土地に出て来て、伸々と芽を吹き、再生産されたことは推測されましょう」木下はなお南洋の海に就いて語り続ける。
岡本かの子 河明り 青空文庫
不幸なる私は、あの中学の体操に依つて犯罪妄想の如き心悸亢進の胚種を植ゑつけられた。
牧野信一 文学的自叙伝 青空文庫
不幸なる私は、あの中學の體操に依つて犯罪妄想の如き心悸亢進の胚種を植ゑつけられた。
牧野信一 文學的自叙傳 青空文庫
篠懸の木よ、總大將が乘る親船の帆檣、遠い國の戀に向ふ孕んだ帆――男の篠懸は種子を風に播く石弩の如く、甲を通し腹を刺す――女の篠懸は始終東をばかり氣にしてゐて定業を瞑想する、さうして胚種の通りすがりに、おまへは之を髮に受けとめる、おまへは風と花とを遮らうとして張りつめた網だ。
上田敏 牧羊神 青空文庫
今日、私自身が自らの裡に自覚する強みも、弱みも、何処か遠い、見えない彼方に下された胚種の、一つの発芽であると、何うして云えないだろう。
宮本百合子 無題 青空文庫
昏迷や作品の上での無解決が問題ではなく昏迷・無解決そのものの社会的・心理的因子と作者の企図する動向が芸術の胚種であることは誰しも知っている。
――七日附本欄伊藤整氏への答として―― 数言の補足 青空文庫
今度の旅行では、永年心に印象され憧れの胚種となっていたそれ等自然の感銘の上に幾分豊富な芸術的知識を加え得た。
宮本百合子 宝に食われる 青空文庫
作例 · 標準
病気の原因となる胚種を特定するため、血液サンプルの詳細な分析が行われた。
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清潔な環境を保つことで、有害な胚種の増殖を未然に防ぐことができる。
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顕微鏡下で観察された胚種は、急速に分裂を繰り返しながら成長していた。
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