故意に
こいに
副詞
標準
deliberately
文例 · 用例
いつも私は彼の前で、故意に負けまいとする肩を張つた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
彼、年少者の分際として、より年長者の自分に對し無禮であらうといふ意識が、故意にまた彼の前で肩を怒らさした。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
彼は私と語るために、故意に話の主題を合せて、その心にもない人生的感傷論をするのだと邪推した。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
しかも結局して、私は彼にいたはられ、甘やかされ、故意に駄々をこねることの悦びにさへ、充分自ら飽滿してゐた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
だが實際に「は」と發音されてる日本語を、故意に「わ」と書くやうな彼等の方法は、國語をその正しき發音通りに書くのでなくして、却つてこれを音痴的に邪曲惡化するものである。
— 萩原朔太郎 『ローマ字論者への質疑』 青空文庫
それを故意に漂母と言ったのは、一つはユーモラスのためであるが、一つは暗にその長屋住いで、蕪村が平常世話になってる、隣家の女房を意味するのだろう。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
日本の陸軍では、すべての外国語を、故意にむづかしい日本語(実は漢語)に訳してしまふ。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
故意に、また漂流の結果自由意志に反してこの国土に入り込んで住みついた我々の祖先は、年々に見舞って来る颱風の体験知識を大切な遺産として子々孫々に伝え、子孫は更にこの遺産を増殖し蓄積した。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫
作例 · 標準
審判は、守備側が故意に走者を妨害したと判断し、安全進塁権を与えた。
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「故意にやったわけじゃないんだ」と彼は必死に弁解したが、誰も信じてくれなかった。
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相手を故意に傷つけるような発言は、いかなる場合でも許されるべきではない。
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