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割賦

かっぷ異読 わっぷ
名詞
1
標準
allotment
文例 · 用例
現今の如き戸別割の賦課なく、藩主への税納を高に割賦せし時代の無高は村にても蔑視され、高持とは同座し得ず。
島崎藤村 桃の雫 青空文庫
なに、御同僚そのほかあなたと事をともにした今日の方々にも、幾分かの割賦金とおっしゃいますのか。
川上眉山 書記官 青空文庫
それに引きかえ増上寺は幕府からの手当てが薄かった上に、末寺も衰えて割賦金が充分に上がってこないところから前述べたようにひどい貧乏であったのである。
佐藤垢石 増上寺物語 青空文庫
と出血|休まざる小指の血にて、我掌の汚れたるにぞ、かっぷと唾を吐き懸けて、下枝の袖にて押拭い、高田と連立ち急がわしく、人形室に赴きぬ。
泉鏡花 活人形 青空文庫
書生は殊更にかっぷと唾を拳に打占め、「不屈な奴だ、恣に動物を殺傷するとは容易ならぬ犯罪だ。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
一方は下賤から身を起して、人品あがらず、それこそ猿面の痩せた小男で、学問も何も無くて、そのくせ豪放|絢爛たる建築美術を興して桃山時代の栄華を現出させた人だが、一方はかなり裕福の家から出て、かっぷくも堂々たる美丈夫で、学問も充分、そのひとが草の庵のわびの世界で対抗したのだから面白いのだよ。
太宰治 青空文庫
そのとき、年とったかっぷくのいいお年よりの奥さまをのせた、古風な大馬車が、そこを通りかかりました。
DE RODE SKO 赤いくつ 青空文庫
どうぞ宜しく」 キャプテン深谷氏の友人黒塚と云うのは、見たところまだ四十を五つと越していない、かっぷくのいい隆としたアメリカ型の紳士で、夫人の実弟洋吉と云う方は、黒塚氏に較べて体も小さく年も若く色の白い快活そうな青年だ。
大阪圭吉 死の快走船 青空文庫