番小屋
ばんごや
名詞
標準
guard house
文例 · 用例
雨催の空濁江に映りて、堤下の杭に漣※寄するも、蘆荻の声静かなりし昔の様尋ぬるに由なく、渡番小屋にペンキ塗の広告看板かゝりては簑打ち払う風流も似合うべくもあらず。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
警戒兵は、番小屋の中で、どこから聞えてくるともない、無慈悲な寒冷の音を聞いた。
— 黒島伝治 『国境』 青空文庫
番小屋は、舟着場から、約一露里(約九丁)上流にあって建てられていた。
— 黒島伝治 『国境』 青空文庫
番小屋は真暗になった。
— 黒島伝治 『国境』 青空文庫
行ってもいいですか」「ああ、よろしい」 青年たちは愉快げに笑いながら番小屋の前を通りすぎて行った。
— 黒島伝治 『国境』 青空文庫
番小屋めきたるもの小だかき処に見ゆ。
— 泉鏡花 『龍潭譚』 青空文庫
停車場の一|方の端を取つて、構内の出はづれの処に、火の番小屋をからくりで見せるやうな硝子窓の小店があつて、ふう/\白い湯気が其の窓へ吹出しては、燈に淡く濃く、ぼた/\と軒を打つ雨の雫に打たれては又消える。
— 泉鏡太郎 『銀鼎』 青空文庫
と自から肩の嬌態、引合せた袖をふらふらと、台所|穿をはずませながら、傍見らしく顔を横にして、小走りに駆出したが、帰りがけの四辻を、河岸の方へ突切ろうとする角に、自働電話と、一棟火の番小屋とが並んでいる。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
作例 · 標準
公園の隅に、ひっそりと番小屋が立っている。
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夜間、番小屋には警備員が常駐している。
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昔、彼はこの番小屋で夜通し見張りをしていたという。
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