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常軌を逸する

じょうきをいっする
表現動詞-サ変-特殊
1
標準
to defy accepted norms
文例 · 用例
であるのに、今の人は英雄豪傑の敵陣突破のように、勇猛果敢にどんな書でも読過して了として、句読訓詁などは立派な男がする事ではないという了見で、粗雑な態度を自省することなく、自分の意のままに解釈し、批評し、論難したりして、大きな間違いに墜ち入り常軌を逸する
幸田露伴 一貫章義(現代訳) 青空文庫
此分だと、余程何か変った事が、例えば、火事とか大地震とかがあって、人心の常軌を逸する場合でないと、隔ての関を破って接近されなくなりそうだ。
二葉亭四迷 平凡 青空文庫
そうして、常軌を逸することの甚だしい民衆は、節制もなく、規律もなく、唯だ不平的気分と弥次的気分との中に、良民の家屋を破壊し、傷害や、放火や、食糧品以外の贅沢品の掠奪をさえ敢てしました。
与謝野晶子 食糧騒動について 青空文庫
しかもその付物が単に造花ぐらいの手軽なもののみではなく、金銅の鷹・犬・獅子などから、筆・墨・硯の如きものを付くるに至っては、常軌を逸するも甚だしと謂わねばならぬ。
喜田貞吉 放免考 青空文庫
元來渡邊子は疳癖ありて、往々常軌を逸する行動あり。
鳥谷部春汀 明治人物月旦(抄) 青空文庫
元来渡辺子は疳癖ありて、往々常軌を逸する行動あり。
鳥谷部春汀 明治人物月旦(抄) 青空文庫
全く、老年に及んでいとしい人に背かれた父が、前から好きであった酒を一層|嗜むようになり、それを唯一の伴侶とするに至ったのは是非もないことだけれども、その酔い方がだん/\狂暴に、常軌を逸するようになって行ったので、乳人が案じるのも無理はなかった。
谷崎潤一郎 少将滋幹の母 青空文庫
マンへの慕情が、いささか、常軌を逸するほどであっただけに、マンを独占している男に対しては、歯ぎしりしたいほどの、嫉妬と憎悪の思いが湧く。
火野葦平 花と龍 青空文庫
作例 · 標準
彼はギャンブルにのめり込むあまり、借金をしてまで賭け続けるという常軌を逸する行動に出た。
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どんなに腹が立ったとしても、公の場で大声を上げて相手を罵倒するのは常軌を逸する振る舞いだ。
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愛する人を失った悲しみで、彼女は食事も喉を通らず、ただ一点を見つめ続けるという常軌を逸する状態に陥った。
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