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教授法

きょうじゅほう
名詞
1
標準
teaching methodology
文例 · 用例
それがためには教師はむしろ出来るだけ多く失敗して、最後に成効して見せる方が教授法として適当であるかと思う。
寺田寅彦 物理学実験の教授について 青空文庫
教程や教授法にも改良の余地が沢山にあるように思われるが、第一教わる方に心掛けと興味がなければ結局何の効果もない訳である。
寺田寅彦 家庭の人へ 青空文庫
而もその先生に、單純な中學生の心理を巧に綾なして行く程の教授法以外の手管があらう筈もない。
南部修太郎 猫又先生 青空文庫
――俺のやうな耄碌を捕まへてからに、ヘルバロトが何うの、ペスタ何とかが何うの、何段教授法だ児童心理学だと言つたところで何うなるつてな。
石川啄木 青空文庫
色の黒い、痘痕だらけの、蟹の甲羅のやうな道化た顔をして、白墨の粉の着いた黒木綿の紋付に裾短い袴を穿いた――それが真面目な、教授法の熟練な教師として近郷に名の知れてゐる、二十年の余も同じ山中の単級学校を守つて来た此処の校長の田宮であつた。
石川啄木 青空文庫
そして相変らず「津路式教授法」と自称するきびしい教授法を守りながら、貧乏ぐらしを続けるのだった。
織田作之助 道なき道 青空文庫
そこで彼は、土地の軍楽隊に籍を置いたり、けちな管弦楽団の臨時雇の指揮をしたりして、口を糊しながら、娘の寿子を殆ど唯一人の弟子にして「津路式教授法」のせめてものはけ口を、幼い寿子に見出して来たのであった。
織田作之助 道なき道 青空文庫
「津路式教授法」を不当に扱って来た世間というものに対する反逆心も含まれていた。
織田作之助 道なき道 青空文庫