誓文
せいもん
名詞
標準
written oath
文例 · 用例
暮れになって、呉服屋で誓文払をやりだすと、子供達は、店先に美しく飾りたてられたモスリンや、サラサや、半襟などを見て来てはそれをほしがった。
— 黒島傳治 『窃む女』 青空文庫
さるからに御老職、諸役人いづれも方某が言に背かざるやう御約束ありたく候」と憚る處も無く申上ぐれば、御年役聞し召し、「道理の言條なり」とてすなはち一同に誓文を徴せらる。
— 泉鏡太郎 『十萬石』 青空文庫
打るゝ程憎まれてこそ誓文命|掛て移り気ならぬ真実をと早速の鸚鵡返し、流石は可笑しくお辰笑いかけて、身を縮め声低く、此手を。
— 幸田露伴 『風流仏』 青空文庫
神様、仏様に、誓文して、悪い心でなくっても、よくない事だと存じます。
— 泉鏡花 『唄立山心中一曲』 青空文庫
分けてこの二三日は、黒焼屋の蛇が売れ盛るって言います……誓文払で、大阪中の呉服屋が、年に一度の大見切売をしますんでね、市中もこの通りまた別して賑いまさ。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
「まったくかも知れません、何しろ、この誓文払の前後に、何千|条ですかね、黒焼屋の瓶が空虚になった事があるって言いますから。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
太鼓に、鉦に、ひしひしと、打寄する跫音の、遠巻きめいて、遥に淀川にも響くと聞きしは、誓文払いに出盛る人数。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
誓文それに相違ござりません。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
作例 · 標準
彼は神に誓い、誓文に署名した。
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入団の際、我々は忠誠を誓う誓文を読み上げた。
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歴史の教科書で、武士が交わした誓文の事例を学んだ。
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