時務
じむ
名詞
標準
current affairs
文例 · 用例
所が、この江雪斎も、大北条の使者になるだけあって、少しも怯びれず、「北条家に於て、更に違背の気持はなかったが、辺土の武士時務を知らず、名胡桃を取りしは、北条家の運の尽くる所で、是非に及ばざる所である。
— 菊池寛 『真田幸村』 青空文庫
こういうこと、主人が何といおうと、家の長老たるべきものが、よきに計らうべきだが、藤井も安井も算勘の吏で、時務ということを知らん。
— 菊池寛 『吉良上野の立場』 青空文庫
そしてこの期間においては、学問の生活と時務の要求とが截然として二をなしている。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
もし時務の要求が漸く増長し来って、強いて学者の身に薄ったなら、学者がその学問生活を抛って起つこともあろう。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
必ずや、時務に通じたる実際家が社会の需要に応じてその理論を実行するのを待たねばならぬ。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
古人も時務を知るものは俊傑なりと道破した。
— 芥川龍之介 『上海游記』 青空文庫
一つの主張から演繹せずに、無数の事実から帰納する、――それが時務を知るのである。
— 芥川龍之介 『上海游記』 青空文庫
時務を知った後に、計画を定める、――時に循って、宜しきを制すとは、結局この意味に外ならない。
— 芥川龍之介 『上海游記』 青空文庫
作例 · 標準
政治家たるもの、常に時務に精通しているべきだ。
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その評論家は、今日の時務について鋭い分析を展開した。
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新聞を読んで、世界の時務を把握するように努めている。
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