泣き言
なきごと
名詞頻度ランク #31519 · 青空 124 例
標準
complaint
文例 · 用例
もういい加減あきらめてゐるかと思つたら、まだ、そんなきまりきつた泣き言を並べて、局面轉換を計らうとしてゐる。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
これに反して先生が自分の仕事を横取りしたといって泣き言を言うような弟子が一本立ちになって立派な独創力を発揮する場合はわりに少ないようである。
— 寺田寅彦 『空想日録』 青空文庫
そうして委細の泣き言の陳述を黙って聞いてくれたが、もちろん点をくれるともくれないとも言われるはずはなかった。
— 寺田寅彦 『夏目漱石先生の追憶』 青空文庫
取りあってくれない奴だの、ばかにして話に乗らない奴だの、自分の金の不足になったことだけを知っていて、油を搾ろうとする奴だのにかかってはまったく面倒だ……それとももう一度婆やを泣かせようかとも思ったが、はした金にありつくのに、婆やの長たらしい泣き言を辛抱して聞いているのはやりきれない。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
もういい加減あきらめてゐるかと思つたら、まだ、そんなきまりきつた泣き言を並べて、局面転換を計らうとしてゐる。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
彼の気質の中には政治家の泣き言の意味でない本来の意味の是々非々の態度を示そうとする傾向があった。
— 太宰治 『ロマネスク』 青空文庫
この家の二、三年前までは繁盛したことや、近ごろは一向客足が遠いことや、土地の人々の薄情なことや、世間で自家の欠点を指摘しているのは知らないで、勝手のいい泣き言ばかりが出た。
— 岩野泡鳴 『耽溺』 青空文庫
自分は将棋さへ指して居れば、食ふ物がなうても、ま、極楽やけれど、細君や子供たちはさうはいかず、しよつちゆう泣き言を聞かされた。
— 織田作之助 『聴雨』 青空文庫
作例 · 標準
彼はいつも仕事の不満ばかりで、聞いている方も疲れてしまうほどの泣き言が多い。
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「もう無理だ…」と、弱々しい泣き言を漏らして彼女は立ち止まってしまった。
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どんな困難な状況でも泣き言一つ言わず、黙々と任務を遂行する彼の姿勢は立派だ。
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