奇兵隊
きへいたい
名詞
標準
kiheitai (irregular militia during the Bakumatsu period)
文例 · 用例
私は承知してすぐに「維新前後」(奇兵隊と白虎隊)六幕を書いた。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
前の奇兵隊の方は現存の関係者が多いので、すこぶる執筆の自由を妨げられたが、後の白虎隊の方は勝手に書くことが出来た。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
彰義隊と白虎隊では佐幕党ばかりで取合わせが悪いので、前に長州の奇兵隊をかき、後に会津の白虎隊を書いて「維新前後」という題にしてはどうだと言ってやると、川上はまたすぐに飛んで来て、なにぶん頼むと言った。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
一昨日は井伊、榊原の軍勢が芸州口から広島へ退いたとか、昨日は長州方の奇兵隊が石州口の浜田にあらわれたとか、そういうことを伝え聞く空気の中にあって、ただただ半蔵は村の人たちと共に戦時らしい心配を分かつのほかはなかった。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
周防石城山神籠石周辺地図 神護寺は維新前に一度第二奇兵隊の拠るところとなった。
— 喜田貞吉 『周防石城山神籠石探検記』 青空文庫
今も寺名だけは存しているが、もとの寺は全く廃れて、空しく奇兵隊の紀念地として寺地は存している。
— 喜田貞吉 『周防石城山神籠石探検記』 青空文庫
彼の死後においても、長州の尊王党と肥後の尊王党とは、恒に相|携提し、元治京師の役よりして、奇兵隊の時に及び、肥人の長軍に投じたるもの一にして足らず。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
赤馬関の砲台は粉にすべし、奇兵隊の名は滅すべし。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
作例 · 標準
高杉晋作が創設した奇兵隊は、身分を問わず志のある者が集まった画期的な組織だった。
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下関の功山寺で挙兵した際、奇兵隊の志士たちは新しい時代を夢見て刀を抜いた。
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奇兵隊の活躍は、長州藩が倒幕運動の中心的な役割を果たす大きな原動力となった。
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幕末の動乱期において、奇兵隊という存在が日本の近代化を加速させたと言えるだろう。
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ウィキペディア
奇兵隊(きへいたい)とは、江戸時代末期(幕末)に結成された、藩士と藩士以外の武士・庶民からなる混成部隊。「奇兵」とは正規の武士を意味する「正規兵」の反対語で、「奇兵隊」も、藩士・武士のみからなる「撰鋒隊」に対する反対語に由来する。
出典: 奇兵隊 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0