縦覧
じゅうらん
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
inspection
文例 · 用例
そこに新聞縦覧所という札のかかった妙な家がある。
— 寺田寅彦 『雑記(1)』 青空文庫
中にも水石は彼が最後に陥ち込んだ道楽で××町に庵風の家を作り、庭に千金の石を陳べて、門に縦覧随意という札をかけて納まったりしました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
病院を逃れ来し患者の恐怖、赤子らの眼のなやみ、笑ふ黒奴酔ひ痴れし遊蕩児の縦覧のとりとめもなく。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
さて神体等を社殿へ並べて衆庶に縦覧せしめけるに、合祀を好まぬ狂人あり、あらかじめ合祀行なわるれば必ず合祀社を焼くべしと公言せしが、果たしてその夜、火を社殿に放ち、無数の古神像、古文書、黄金製の幣帛、諸珍宝、什器、社殿と共にことごとく咸陽の一炬に帰す。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
支那に祭祀礼楽と言い、欧州では美術、音楽、公園、博物館、はなはだしきは裸体の画像すら縦覧せしめて、遠廻しながらひたすら一刻たりとも民の邪念を払い鬱憤を発散せしめんことに汲々たり。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
その時はそうとも思わず、ははあ、こりゃやはり自分たちと同様|風説ばかりで、一体、実際縦覧をさせるか、させぬか、そこどころちとあやふやな華族の庭。
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
しかし十三郎は才子である代りに、稍や放縦で、或る新聞縦覧所の女に思われた為めに騒動が起って新聞の続物に出た。
— 森鴎外 『ヰタ・セクスアリス』 青空文庫
女は元と縦覧所を出している男の雇女で、年の三十も違う主人に、脅迫せられて身を任せて、妾の様になっていた。
— 森鴎外 『ヰタ・セクスアリス』 青空文庫
作例 · 標準
提案された都市計画案は、一般市民による**縦覧**に供されています。
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入札に参加する業者は、設計図書を**縦覧**することができます。
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図書館では、貴重な古文書の**縦覧**会が開催されました。
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