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前屈

ぜんくつ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞動詞-自動詞
1
標準
bend forward
文例 · 用例
竹村君は前屈みになって硝子箱の中に並べたまじょりか皿をあれかこれかと物色しているが、頭の上の瓦斯の光は薄汚い鼠色の襟巻を隠す所もなく照らしている。
寺田寅彦 まじょりか皿 青空文庫
このペピイは前屈みに腰を掛けて、両肘を両膝の上に衝いてゐて、指を組み合せた両手の間から、時々砂の上へ痰を吐く。
GREISE 老人 青空文庫
下げ汐になった前屈みの櫓台の周囲にときどき右往左往する若鰡の背が星明りに閃く。
岡本かの子 渾沌未分 青空文庫
」と驚いた顔をして、ちよつきをがつくりと前屈みに、肱を蟹の手に鯱子張らせて、金時計を撓めながら、「……十一|時十五|分。
泉鏡太郎 銀鼎 青空文庫
「お久しいね、甚三さん」と云って、今度はかやの方に向直って、「おかやちゃん、これ(と云って若者を指さして)が松戸村(南の村落の名)の笛吹きの甚三さんですよ」とかやの、下げ髪の上に優しく手を置き乍ら、前屈みに顔をのぞき込んだ。
岡本かの子 かやの生立 青空文庫
荷は軽そうなが前屈みに、てくてく帰る……お千世が爺の植木屋|甚平、名と顱巻は娑婆気がある。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
少い女を真中に、漢が二人要こそあれと、総曲輪の方から来かかって歩を停め、間を置いて前屈みになって透かしたが、繻子の帯をぎゅうと押えて呑込んだという風で、立直って片蔭に忍んだのは、前夜|榎の下で、銀流の粉を売った婦人であった。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
何故かは知らぬが、此船にでも乘つて助からうと、片手を舷に添へて、あわたゞしく擦上らうとする、足が砂を離れて空にかゝり、胸が前屈みになつて、がつくり俯向いた目に、船底に銀のやうな水が溜つて居るのを見た。
泉鏡花 星あかり 青空文庫
作例 · 標準
ヨガのポーズで、息を吐きながら上半身をゆっくりと前屈させる。
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体が硬いので、立位前屈をしても指先が床に全く届かない。
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「はい、もっと深く前屈して!腰をしっかり伸ばしてね」とコーチが指導する。
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