寿ぐ
ことほぐ
動詞-五段-ガ行動詞-他動詞
標準
to congratulate
文例 · 用例
世はよし、時は桜の春三月なり、聖天子|万機の朝政を臠すによしとて、都とさだめたもうて三十年、国威は日に日に伸びる悦賀をもうし、万民鼓腹して、聖代を寿ぐ喜悦を、公にも、しろしめせとばかり、あるほどの智恵嚢を絞り趣向して、提灯と、飾物と、旗と幔幕と、人は花の巷を練り歩くのであった。
— 長谷川時雨 『一世お鯉』 青空文庫
村人と交渉深い春の初めの祝福と土地鎮め、村君・国主の健康を寿ぐ方面の為事は、山の神が替つてすることになつた。
— 折口信夫 『山のことぶれ』 青空文庫
土を見る歓び、土に生くる人々の健康を寿ぐ歓び、それは皆地上の最上の歓喜であろう。
— 今野大力 『春の土へ』 青空文庫
少し度胸をひろくして見れば、どちらも同じく御代万歳を寿ぐ声である。
— 兼常清佐 『流行唄』 青空文庫
おかげでぐつすり睡れて、早く眼が覚めた、ランプをともして読書してゐるうちに、鶏が啼き、お寺の鐘が鳴り、会社のサイレンが鳴る、すぐ起きる、明星はだいぶ昇つてゐるが、山の端がうつすら明るいだけ、しかし、朝月が冴えてゐるので暗くはない、――昭和十二年十月二十四日といふ今日の好き日をことほぐ。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
その寒暖計に小き輪飾をくくりつけたるは病中いささか新年をことほぐの心ながら歯朶の枝の左右にひろごりたるさまもいとめでたし。
— 正岡子規 『墨汁一滴』 青空文庫
のりとはのる、よごとにはたゝふ、氏々の寿詞ではまをす、ことほぎのよごとにはほく・ほむ、いはひ詞にはいはふ・しづむ・さだむ・ことほぐなど、用語例が定まつて居たことは察せられる。
— 唱導的方面を中心として 『国文学の発生(第四稿)』 青空文庫
即、家のほかひをする事は、同時に主人の齢をことほぐ事であり、同時に又、土地の魂を鎮める所以でもある。
— 折口信夫 『神道に現れた民族論理』 青空文庫
作例 · 標準
結婚した友人夫婦の門出を心から寿ぐ。
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チームの優勝を寿ぎ、ファンは歓喜の声を上げた。
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春の訪れを寿ぐかのように、桜が一斉に咲き始めた。
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