別趣
べっしゅ
名詞
標準
deep interest
文例 · 用例
もしこれが最後の絶筆でなかったならば、更生の蕪村は別趣の風貌を帯びたか知れない。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
けだしこの場合に言ふリズムは、全く別趣な觀念に屬してゐる。
— 萩原朔太郎 『青猫』 青空文庫
第七章 情緒と権力感情 吾人が普通に「感情」と言ってるものは、気分色合を異にしているところの、二つの別趣のものを包括している。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
龍頭の瀧もまた別趣を有してゐる好い瀧である。
— 幸田露伴 『華嚴瀧』 青空文庫
この支流である飛騨川の峡谷はまた本流の蘇川峡との別趣の気韻をもつて私に迫つた。
— 北原白秋 『日本ライン』 青空文庫
この枇杷は豊満な肉づきを思はしめる改良種のそれとは全く別趣だ。
— 河東碧梧桐 『南予枇杷行』 青空文庫
私はラヂオで早稻田數千の健兒諸君の合唱の聲を聞きながらも、その事を思つて更に別趣の感傷に撲たれたのであつた。
— 相馬御風 『校歌「都の西北」と私』 青空文庫
此歌と「朝戸をあけて見るぞ寂しき傍丘の楢の広葉にふれる白雪」とは、別趣の物だが、細みと、静けさと、温みとは共通してゐる。
— 万葉集以後の歌風の見わたし 『短歌本質成立の時代』 青空文庫
作例 · 標準
雪景色の中の温泉は、普段とはまた違った別趣がある。
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古い建物にモダンな家具を配した部屋には、独特の別趣が漂っている。
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彼の語る怪談には、背筋が凍るような別趣が感じられる。
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