執政官
しっせいかん
名詞
標準
consul (of the Roman republic)
文例 · 用例
或る日、ガルタンの哲学者らは尽く市の会堂に聚められると、此の未曾有の大降雨の原因と、それに応ずる救済方法に関して執政官の面前で論争させられた。
— 横光利一 『碑文』 青空文庫
実にそれからが、往昔|羅馬皇帝トラヤヌスの時代に、執政官プリニウスが二人の女執事を使って、カリストゥス地下聖廊を探らせた際の、光景を髣髴とするものであった。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
この法律は、実に紀元前六二一年、彼が執政官の職に在ったときに制定せられたものである。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
毎年第一回の民会において、先ずこれを行うの必要ありや否やの議決を求め、もし積極に決したならば、次回の民会において、執政官および五百人会議員立会の上、各市民をして弾劾に当るべき人を投票せしめるのである。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
」「ルクレチア」は自殺しないですみ、ルクレチアの良人もいきりたたず「共和国だの執政官だのカトーだのカエザルだのの出現は、ついこの間も僕のとなり村でおこったような痴情沙汰のおかげを蒙っているわけになる。
— 一九四八年(昭和二十三年) 『日記』 青空文庫
十九世紀のはじめ執政官ボナパルトは、フランスの国民に一つの布告を発している。
— 中井正一 『美学入門』 青空文庫
彼は實に、外寇を斥けるためには、立憲君主とも妥協し、ブルジユワ地主に壓迫されてゐる農民とも妥協し、また不動産の投機師とも妥協した執政官であつた。
— ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 『革命の研究』 青空文庫
詳しくいへば、その執政官共の獨裁だ。
— ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 『革命の研究』 青空文庫
作例 · 標準
共和政ローマにおいて、二人の執政官は軍指揮権を持つ最高政務官であった。
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カエサルは執政官に選出されると、民衆に有利な土地法案を提出した。
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執政官には相互に拒否権が認められており、独裁を防ぐ仕組みが取られていた。
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ウィキペディア
執政官(しっせいかん)またはコンスル は、古代ローマの政務官職のひとつで、任期が1年で、民会が議決で毎年2名を選出し、2名が互いに同等の権能を持ち執務を交代することで独裁を防ぐことを特徴とした政務官の長。国家としてのローマの行政の長であり、対外的には共和政ローマの代表として振る舞い付き人を伴った。
出典: 執政官 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0