終身刑
しゅうしんけい
名詞
標準
life imprisonment
文例 · 用例
当時は今日の刑法と異なり、盗みし金の高によりて刑期に長短を付けし時なりければ、彼は単の窃盗にしてしかも終身刑を受けけるなり。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
惨めな礦夫の生活をかいたもの、北海道の終身刑囚の脱獄、金龍館で、一時あれほど盛っていた歌劇団の没落と俳優たちや周囲の不良群の運命、等々――そのなかでも、離散した歌劇団の歌手たちに絡んだ、頽廃的な浅草の雰囲気を濃い絵具で塗り立てた作品の、呼吸の荒々しさと脈搏の強さには、庸三もすっかり参ってしまった。
— 徳田秋声 『仮装人物』 青空文庫
アア養母殺しの輪田夏子、死刑終身刑の宣告を受け、首尾よく牢を脱け出だして松谷秀子と生まれ代わり今は又養父殺しの罪に捕わる、業か因果か、無実の罪か抑も又|覿面の天罰か。
— 黒岩涙香 『幽霊塔』 青空文庫
――アンドレアス・エグナーの息子は後に陳述を飜したので親父のエグナーとその共犯者ジョオヂ・ルウファアとは終身刑を宣告された。
— VIOLENT CREMATION 『無法な火葬』 青空文庫
或る囚人の話によれば、もし終身刑というものが字義通りに確実不動のものであったならば、その刑に処せられた者は到底生きておられないとのことである。
— 豊島与志雄 『必要以上のもの』 青空文庫
兄弟はその年の冬、重罪裁判所で終身刑を申渡され、間もなく「悪魔島」送りになった。
— 久生十蘭 『悪の花束』 青空文庫
人肉問題関係者を除いては僅かに二名が無罪となったゞけで、後の人々は、一番軽くて重労働三年から重いのは終身刑(四名)、絞首刑(五名)とそれぞれ宣告された。
— ――生体解剖事件始末記―― 『戦争医学の汚辱にふれて』 青空文庫
思想犯人で執行猶予になった者や起訴留保になったもの、また刑を終った者や仮出獄した者、つまり一旦思想犯人となった者は例外なく、保護観察に付され得るのだが、それだけではなく二年ずつ何遍でもこの保護観察を反復出来るというのだから、これは要するに一種の終身刑に他ならない。
— 戸坂潤 『現代日本の思想対立』 青空文庫
作例 · 標準
凄惨な事件を起こした被告人に対し、検察側は終身刑を求刑した。
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その国では死刑制度が廃止されており、最も重い刑罰は終身刑となっている。
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彼は終身刑の判決を受け、自由のない壁の中での一生を余儀なくされた。
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ウィキペディア
終身刑(しゅうしんけい)とは、自由剥奪と刑事施設への収監の刑期が終身におよぶ刑。
出典: 終身刑 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0