幻辞.com

徒花

あだばな
名詞
1
標準
non-fruit-bearing flower
文例 · 用例
このような公共建築の空地に生えた木らしくいつも徒花ばかり散らしていた。
宮本百合子 一本の花 青空文庫
「安南帝国皇帝竜王の殺人」という世界的スクープを夢み、艱難辛苦をして此処にネバっていたが、それもはや徒花、鶴子を殺した犯人はどうやら皇帝以外の何者かであるらしい。
久生十蘭 魔都 青空文庫
デカダンスは社会に於ける認識の無能化、思想の行きづまりに発生する徒花であり、その魅惑は、思想の新しい進展と誕生とのため廃土肥料となるのでない限り、文化の自殺に他ならぬ。
戸坂潤 認識論とは何か 青空文庫
政友会が機関説撲滅に不熱心な政府に対して、所在なさに駄目を押している時、政府はそんな観念的な徒花には目もくれずに、もっと生彩のある実質的で景気の良い内閣審議会の編成を、着々と進めて行きつつあった。
戸坂潤 現代日本の思想対立 青空文庫
ところが折角のこの頼みの綱が徒花ばかりのヘチマの蔓だとなると、政党はどこへ行くことになるか。
戸坂潤 現代日本の思想対立 青空文庫
徒花よりも実が大切なのだ。
戸坂潤 現代日本の思想対立 青空文庫
かたり草、言の花は、蝶、鳥の翼、嘴には限らない、其の種子は、地を飛び、空をめぐつて、いつ其の實を結ばうも知れないのである、――此なども、道芝、仇花の露にも過ぎない、實を結ぶまではなくても、幽な葉を裝ひ儚い色を彩つて居る、たゞし其にさへ少からぬ時を經た。
泉鏡花 遺稿 青空文庫
はて、見ていれば綺麗なものを、仇花なりとも美しく咲かしておけば可い事よ。
泉鏡花 紅玉 青空文庫
作例 · 標準
毎日、徒花について考えています。
我が社の徒花戦略は重要です。
徒花の原理は複雑である。
徒花という言葉が頭から離れない。
2
標準
something that is flashy with no content
作例 · 標準
毎日、徒花について考えています。
我が社の徒花戦略は重要です。
徒花の原理は複雑である。
徒花という言葉が頭から離れない。