値遇
ちぐう
名詞動詞-サ変
標準
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文例 · 用例
前世因縁値遇だか何だかは知らぬが、此頃寂照は丁謂と相知るに至った。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
七 その年の秋、悟浄は、はたして、大唐の玄奘法師に値遇し奉り、その力で、水から出て人間となりかわることができた。
— 中島敦 『悟浄出世』 青空文庫
たまにそういう人で犬死にならないのは、値遇を得た君臣の間に黙契があって、お許しはなくてもお許しがあったのと変らぬのである。
— 森鴎外 『阿部一族』 青空文庫
併し抽象的にかう云ふ事を考へてゐるうちは、冷かな義務の感じのみであるが、一人一人具体的に自分の値遇の跡を尋ねて見ると、矢張身近い親戚のやうに、自分に Neigung からの苦痛、情の上の感じをさせるやうにもなる。
— 森鴎外 『妄想』 青空文庫
その値遇の縁で出家専修した者極めて多ければ、当時エジプトの人数が僧俗等しといわれた。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
己が自分の材幹と値遇とによつて、吏胥として成し遂げられるだけの事を成し遂げた上で、身を引いた天保元年は泰平であつた。
— 森鴎外 『大塩平八郎』 青空文庫
陰陽家には二流あって、その一は本来は天文暦象のことを主とする暦家に属したものであるが、天体の観測自身よりも、日月星辰の値遇から吉凶をうらなう占星術の方が主な仕事であった。
— ――『仙書参同契』の解説―― 『古代東洋への郷愁』 青空文庫
いや、そのうちぐうすう言い出した。
— 無明の夜 『釘抜藤吉捕物覚書』 青空文庫
作例 · 標準
長年の努力が認められ、ようやく値遇される時が来た。
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