知遇
ちぐう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
favour
文例 · 用例
吾輩は幸にして此諸先生の知遇を辱ふするを得てこゝに其平生を読者に紹介するの光栄を有するのである。
— 夏目漱石 『猫の広告文』 青空文庫
それ程むす子に与えられている知遇に親が報いてやるための奔走はもちろんのことながら、もし自分がむす子の母として、K・S氏に悪い印象を与えるような婦人であったら、K・S氏が今後むす子に対する思惑にも影響しまいものでもない。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
私は知遇に報いなければならぬ。
— 太宰治 『困惑の弁』 青空文庫
臆病者が知遇に感じて強くなったか、多分は以前から臆病者なぞでは無かったのだろう、権助は合戦ある毎に好い働きをする。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
大町|桂月、福本日南等と交友あり、桂月を罵って、仙をてらう、と云いつつ、おのれも某伯、某男、某子等の知遇を受け、熱烈な皇室中心主義者、いっこくな官吏、孤高|狷介、読書、追及、倦まざる史家、癇癪持の父親として一生を終りました。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
それは、彼が始めて釈迦如来に知遇し奉ったときのことだ。
— ―沙門悟浄の手記― 『悟浄歎異』 青空文庫
晩年の翁が栄達名聞を棄て、一意旧藩主の知遇に奉酬する態度を示した心境は或はこの間に培われたものではあるまいか。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
同時に又藩公から如何に知遇されておったかがこの事によっても十分窺われる。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
作例 · 標準
恩師からの知遇に感謝しています。
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