不憫
ふびん
形容動詞名詞頻度ランク #32106 · 青空 570 例
標準
poor
文例 · 用例
さういへば、ニコニコの底に、なんだかひどく悲しさうな色があつたのだが、また、何か云ひたげで遂に云はずじまひであつたが、人の悪口を云つてはならぬものとばかりに、相変らずの気持であつたのだらうと、幾分不憫でもあつた。
— 中原中也 『引越し』 青空文庫
いくら私だってお増が根も底もない焼もちだ位は承知していますよ……」「実はお増も不憫な女よ。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
物も言い得ないで、しょんぼりと悄れていた不憫な民さんの俤、どうして忘れることが出来よう。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
考えてみれば私どもの届かなかったために、民子にも不憫な死にようをさせ、政夫さんにも申訣のないことをしたのです。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
民子の死は全くそれ故ですから、親の身になって見ると、どうも残念でありまして、どうもしやしませんと政夫さんが言う通り、お前さん等二人に何の罪もないだけ、親の目からは不憫が一層でな。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
あア悪いことをした、不憫だった。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
どうぞ不憫と思うてやって下さい……」 一語一句皆涙で、僕も一時泣きふしてしまった。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
何たる不憫のことだらう。
— 萩原朔太郎 『田端に居た頃』 青空文庫
作例 · 標準
雨に打たれて震えている子犬を不憫に思い、彼は家に連れて帰った。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
親を亡くしたその子供の境遇を不憫に感じ、村人たちは食料を分け与えた。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
彼女は、病気の夫を抱えながら必死に働く友人を不憫に思っていた。
幻辭AI · gemini-2.5-pro