見渡す
みわたす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞頻度ランク #14944 · 青空 2417 例
標準
to look out over
文例 · 用例
空よく晴れて朝風やゝ肌寒く露の小萩のみだれを吹いて葉鶏頭の色鮮やかに穂先おおかた黄ばみたる田面を見渡す。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
でもまた、見渡す限り、ただ薄みどり色の茫洋乎たる大空洞の片隅に、幽かな黒一點をとどめてゐるものが、たとひそれは嘘にしても月の影法師だと云はれて見ると、鯛の大群や火事だと思つて眺めるよりは、風流人の浦島にとつて、はるかに趣きがあり、郷愁をそそるに足るものがあつた。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
」と緊張のあまり聲がしやがれて、足がもつれ、よろよろと千鳥足で階段を昇り、見渡すと、そこは萬疊敷とでも云つていいくらゐの廣い座敷になつてゐる。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
屋根はもちろん、柱一本も無く、見渡す限り廢墟と言つていいくらゐの荒涼たる大廣場である。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
」 見渡すかぎり平坦の、曠野と言つていいくらゐの鈍く光る大廣間で、御殿らしいものの影は、どこにも無い。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
屋上から見渡すと、なるほど所々に棟瓦の揺り落されたのが指摘された。
— 寺田寅彦 『静岡地震被害見学記』 青空文庫
見渡す限り平坦なやうであるが、全體が海拔幾メートルかの高臺になつて居る事は、處々に凹んだ谷があるので始めて分る。
— 寺田寅彦 『寫生紀行』 青空文庫
」 ああそうかと、私は心にうなずいて今度は尚々、単純な声調で、 さくら、さくら、弥生の空は、見渡す限り。
— 岡本かの子 『雪の日』 青空文庫
作例 · 標準
彼は山頂から、眼下に広がる街を見渡した。
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部屋の窓から公園を見渡すと、子供たちが遊んでいるのが見えた。
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船の甲板から水平線を見渡すのは、最高の気分だ。
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