買取
かいとり
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #11548 · 青空 50 例
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文例 · 用例
いつか私邸に呼ばれたときにその自慢の豊富な書庫を見せてもらったことがあったが、その蔵書の一部が教授の死後、わが中央気象台に買取られて保存されている。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
多くの巴里人のならわし通りこの男も老後を七、八十|里巴里から離れた田舎へ恰好な家を見付けて買取り、コックに一人の女中ぐらい置いて夫婦の後年を閑居しようという人達だ。
— 岡本かの子 『巴里の秋』 青空文庫
はじめてから三月程経ち、切れた電球千個を一個一銭の十円で電灯会社から買取り、五会の古電球屋に持って行くと、児子はん、あんたは商い下手や。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
結局、マツダ側は、マツダランプ並の値で買取らされてしまった。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
この市隠荘はお絹等姉妹の父で漢学者の荒木蛍雪が、中橋の表通りに画帖や拓本を売る蛍雪館の店を開いていた時分に、店の家が狭いところから、斜向うのこの露路内に売家が出たのを幸、買取って手入れをし寝泊りしたものである。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
その馬好ももう五十年|前とかに亡くなり、今は県会議員である当主が老後の楽みに買取って、おなじく幽雅な料亭としてその跡を承け継いでいる。
— 北原白秋 『木曾川』 青空文庫
かくて某は即時に伽羅の本木を買取り、杵築へ持帰り候。
— 森鴎外 『興津弥五右衛門の遺書(初稿)』 青空文庫
伊達家の役人は是非なく末木を買取り、仙台へ持帰り候。
— 森鴎外 『興津弥五右衛門の遺書(初稿)』 青空文庫
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