心霊術
しんれいじゅつ
名詞
標準
spiritualism
文例 · 用例
変り者といえば、私の高等学校の同級生で、遅れて京都に来た小田秀人などその随一で、大学時代には熱心に詩を作っていたけれども、しばらく会わないうちに心霊術に凝り、やがて大本教になったりしたが、なかなか秀才であった。
— 三木清 『わが青春』 青空文庫
瑛子は父親が専門は文学であったが井上円了の心霊術に反対して立ち会い演説をやったという話をした。
— 宮本百合子 『海流』 青空文庫
錬金魔法師の声名高しといえども、通性論哲学者であり、かつまた中世著名の物理学者ことに心霊術士としては古今無双ならんと云わる。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
心霊術の実験に立ち会ってインチキを見破ってくれというのだ。
— 坂口安吾 『心霊殺人事件』 青空文庫
奇術師の目から見れば心霊術なぞは幼稚きわまる手品で、暗闇でやるから素人をだましうる程度のタネと仕掛だらけの詐術にすぎないのである。
— 坂口安吾 『心霊殺人事件』 青空文庫
熱海の旅館なぞでもこの心霊術師をよんで実験会をやるのが一時流行したこともあったので、九太夫はその向うをはって「タネも仕掛もある心霊術実験会」と称し、奇術師の立場から術を用いて心霊現象の数々を巧みに実演してみせた。
— 坂口安吾 『心霊殺人事件』 青空文庫
こういう経歴があるから心霊術の詐術を見破ってくれという依頼がきてもフシギはないが、しかし、こういうことを個人的に依頼するその必要が奇妙というものだ。
— 坂口安吾 『心霊殺人事件』 青空文庫
「御家族に心霊術にお凝りの方でもいらしてお困りというわけですか」「ま、そうです。
— 坂口安吾 『心霊殺人事件』 青空文庫
作例 · 標準
彼は心霊術を使って、失くし物を見つけ出すことができると信じている。
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彼は心霊術の降霊会に参加し、亡き母と交信できたと信じ込んだ。
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19世紀の心霊術ブームに乗じて、各地で霊媒師を名乗る者が現れた。
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