ひらり
ひらり
副詞-と
標準
nimbly
文例 · 用例
からだがつちにつくかつかないうちに、よだかはひらりとまたそらへはねあがりました。
— 宮沢賢治 『よだかの星』 青空文庫
「歩く拍子に紅のはつちと浅黄縮緬の下帯がひらりひらりと見え」とか「肌の雪と白き浴衣の間にちらつく緋縮緬の湯もじを蹴出すうつくしさ」とかは、確かに「いき」の条件に適っているに相違ない。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
S=附近の通り 屋根の上からひらりと跳び下りた三次、その儘立ち去ろうとしてバッタリ急ぎ足にやって来たてっきり鉄と出合わした。
— 山中貞雄 『恋と十手と巾着切』 青空文庫
三四丁のぼると、すきを伺って、相手の頸もとへひらりと飛びこんでくるシャモのように、舳の向きをかえ、矢のように流れ下りながら、こちらへ泳ぎついてきた。
— 黒島伝治 『国境』 青空文庫
船が本所の河岸へ着くと、半七はまずひらりと飛び上がった。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
裏通りの四五軒目の、玄関とも、露台ともつかないような入口の作りつけられている家の前で、ウォルコフは、ひらりと身がるく馬からおりた。
— 黒島伝治 『パルチザン・ウォルコフ』 青空文庫
その馬がさ、私も別に馬は珍しゅうもないが、白痴殿の背後に畏って手持不沙汰じゃから今引いて行こうとする時縁側へひらりと出て、(その馬はどこへ。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
流の処に、浅葱の手絡が、時ならず、雲から射す、濃い月影のようにちらちらして、黒髪のおくれ毛がはらはらとかかる、鼻筋のすっと通った横顔が仄見えて、白い拭布がひらりと動いた。
— 泉鏡花 『国貞えがく』 青空文庫
作例 · 標準
忍者は高い塀をひらりと飛び越え、音もなく闇の中に消えていった。
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彼女は飛んできたボールをひらりとかわすと、鮮やかなカウンターを決めた。
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舞台の上で、ダンサーが蝶のようにひらりと舞う姿に観客は見惚れていた。
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