森厳
しんげん
形容動詞名詞-の形容詞名詞
標準
solemn
文例 · 用例
一歩境内に踏みいると、乱雑なる町家から仕切られて、吉野山の杉林を見るような、幽邃なる杉並木が、富士の女神にさす背光を、支持する大柱であるかの如く、大鳥居まで直線の路をはさんで、森厳に行列している。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
樟の材木は斜めに立って、屋根裏を漏れてちらちらする日光に映って、言うべからざる森厳な趣がある。
— 泉鏡花 『三尺角』 青空文庫
犯すべからざる森厳の威に恐れかしこまつて居ると云ふ有様であつた。
— 平出修 『逆徒』 青空文庫
渠の形躯は貴公子のごとく華車に、態度は森厳にして、そのうちおのずから活溌の気を含めり。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
ただ湯の沸くのを待つだけが望みであるこの森厳で気易い時間に身を任せた。
— 岡本かの子 『上田秋成の晩年』 青空文庫
(多数)森厳藍碧なる琅※殿裡。
— 泉鏡花 『海神別荘』 青空文庫
森厳な賢所のみけはひも澄む。
— 北原白秋 『第二海豹と雲』 青空文庫
時なるかな、今年の文学界漸く森厳になりて、幾多思想上の英雄墳墓を出て中空に濶歩する好時機と共に、渠も亦た高峻なる批評家天知子の威筆に捕はれて、明治の思想界に紹介せられたり。
— 北村透谷 『心機妙変を論ず』 青空文庫
作例 · 標準
祈りの場は、静寂と森厳さに包まれていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
法廷の厳かな雰囲気は、森厳とした空気を感じさせた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
歴史的建造物の内部は、森厳たる趣があり、訪れる者を圧倒した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite