再縁
さいえん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
second marriage
文例 · 用例
長男の嫁には私の父の妹が行つたのださうだが、其頃は盛岡の再縁先で五人の子供の母親になつてゐた。
— 石川啄木 『刑余の叔父』 青空文庫
両親をはじめ、皆さんからしばしば再縁をすすめられましたが、私は堅く強情を張り通してしまいました。
— 岡本綺堂 『鰻に呪われた男』 青空文庫
此の国の海岸の町に生れて三つの年に医者をしてゐた父親に死なれ、母親が再縁した漁業会社の社長をしてゐる人の所で大きくなり、三年前に母が亡くなつた頃から家庭が冷たくなつて来たので、昨年になつて家を逃げ出したと云ふのが本当だらう。
— 田中貢太郎 『蟇の血』 青空文庫
世高はそこで施十娘を頼んで劉家へ再縁を言い入れた。
— 田中貢太郎 『断橋奇聞』 青空文庫
祖母は、その金を貰って子供を連れて、一旦里に帰って来ましたが、子供を預けて再縁をせよと云う親の勧めや又外から降るように来る縁談を斥けて、娘を連れたまま、向島へ別居することになりました。
— 菊池寛 『ある恋の話』 青空文庫
もっとも、大隈家へ再縁されたと申しても、事情は前申す通りの訳で、一向処女というに変りはないことで、刀自の身上に何ら潔白を傷つける次第でもありませんが、御当人、およびその御良人の存生中は善悪ともに他人のとかくをいうべきはずもないことと、実は口を緘しておったわけであります。
— 大隈綾子刀自の思い出 『幕末維新懐古談』 青空文庫
思ひのまゝにならぬのが世の中だとは言ひながら、よしない再縁のすゝめに困じ果てゝ、獨立の道をひそかに捜してゐるといつかのあなたのお手紙にありましたが、ほんとにあなたの運命もどうなるのでせう、まだ達者で元氣なお母さんと立派な兄さんとを持ちながら、あなたもやつぱり寂しい人ですねえ。
— 水野仙子 『響』 青空文庫
すべては導くものゝ手にあるのだけれど、もしもあなたを眞に幸福にする縁があつたなら、皆樣の安心のためにも再縁なすつた方がよくはないかと思ひます。
— 水野仙子 『響』 青空文庫
作例 · 標準
夏の日差しを浴びて、菜園のトマトが真っ赤に実っていた。
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週末には、祖母が丹精込めて作った菜園で収穫を手伝うのが楽しみだ。
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都会の片隅にある小さな菜園だが、新鮮な野菜が採れるので重宝している。
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