三宝荒神
さんぼうこうじん
名詞
標準
guardian deity of the three jewels (Buddha, Dharma and Sangha)
文例 · 用例
この女は初め下向いて眼を塞いで居たが、その眼を少しずつ明けながらその顔を少しずつあげると、段々すさまじい人相になって、遂に髪の逆立った三宝荒神と変ってしもうた。
— 正岡子規 『ランプの影』 青空文庫
此女は初め下向いて眼を塞いで居たが、其眼を少しづゝ明けながら其顔を少しづゝあげると、段々すさまじい人相になつて、遂に髪の逆立つた三宝荒神と変つてしまふた。
— 正岡子規 『ラムプの影』 青空文庫
ことに年末の松竹梅と三宝荒神様のための玉の灯明台、しめ縄餅箱を買うことは、われわれの心へいとなつかしき正月の情趣を準備させることだった。
— 大切な雰囲気 『大切な雰囲気』 青空文庫
その神様の種類からいえば、先ず店の間の天照皇太神宮を初めとし、不動明王、戸隠神社、天満宮、戎、大黒、金比羅、三宝荒神、神農様、弁財天、布袋、稲荷様等、八百万の神々たちが存在された。
— 大切な雰囲気 『大切な雰囲気』 青空文庫
かつては絵で見ていた、三宝荒神、即ち一匹の馬に左右へ炬燵櫓を逆さにしたようなものを付けて三人の女や子供が乗っているのを実際に見た。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
この宝物こそ――伊達家秘宝の一つ、三宝荒神の前立のある上杉謙信公の兜だったというものもあります。
— 白雲の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
三|面六|臂を有し猪の上に踊る三宝荒神のように、まぎれもなく異国伝来の系統を示す神の祠もある。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
そこに立つ両部時代の遺物の中にはまた、十二権現とか、不動尊とか、三面六|臂を有し猪の上に踊る三宝荒神とかのわずかに破壊を免れたもののあるのも目につく。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
作例 · 標準
台所の神様として信仰されている三宝荒神を祀り、家族の火の用心と無病息災を祈った。
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「古いお札を納めて、新しい三宝荒神のお札を竈の近くに貼りましょう」
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竈(かまど)を守る三宝荒神は、怒りの形相をしながらも人々を厄災から守ってくれる存在だ。
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標準
three-person saddle
作例 · 標準
昔の絵巻物には、一つの鞍に三人が跨る三宝荒神の乗り方で旅をする様子が描かれている。
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「子供二人を連れて馬に乗るとき、三宝荒神のような格好になってしまって大変だった」
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馬の背に親子三人が乗る三宝荒神の姿は、当時の庶民の微笑ましい移動風景だった。
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