小麦
こむぎ
名詞頻度ランク #12376 · 青空 498 例
標準
wheat
文例 · 用例
小麦が安くなったので、乳牛を飼い始め、一八八五年に十二頭だったのが一九一九年レーリーの死んだ年には八〇〇頭の牝牛と六十人の搾乳夫が居た。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
父は、臼の漏斗に小麦を入れ、おとなしい牛が、のそのそ人の顔を見ながら廻っているのを見届けてから出かけた。
— 黒島伝治 『二銭銅貨』 青空文庫
」九 青い大麦や、小麦や、裸麦が、村一面にすく/\とのびていた。
— 黒島傳治 『浮動する地価』 青空文庫
この問題は、アメリカの農夫が作る小麦までが、英国に買い上げられ、ドイツの同志を打ち殺すイギリス兵士の胃の中に這入っていることを知るまで、彼を悩ました。
— 黒島伝治 『反戦文学論』 青空文庫
お正月に、餅につけて食う砂糖だけはあると思って、帆前垂にくるんだザラメを、小麦俵を積重ねた間にかくして、与助は一と息ついているところだった。
— 黒島傳治 『砂糖泥棒』 青空文庫
二三日たって、若い労働者達が小麦俵を積み換えていると、俵の間から、帆前垂にくるんだザラメが出てきた。
— 黒島傳治 『砂糖泥棒』 青空文庫
小麦は軒端にこぼれてる。
— 新美南吉 『雀の歌』 青空文庫
室子は頬を撫でても、胸の皮膚を撫でても、小麦いろの肌の上へ、うすい脂が、グリスリンのように滲み出ているのを、掌で知り、たった一夜の中にも、こんなに肉体の新陳代謝の激しい自分を、まるで海驢のようだと思った。
— 岡本かの子 『娘』 青空文庫
作例 · 標準
北海道の広大な大地で、一面に広がる小麦が黄金色に輝いている。
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今年は天候に恵まれ、小麦の収穫量は例年を上回る見込みだ。
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小麦を製粉して、自家製のパンを焼くのが趣味だ。
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