国法
こくほう
名詞
標準
national law
文例 · 用例
只|夫国法はそれよりも重く、職務は忍ぶ可からざるものをも忍ばざるを得ざらしめる。
— 平出修 『逆徒』 青空文庫
城の堀へみだりに立入ることは国法で禁じられてゐる。
— 岡本綺堂 『梟娘の話』 青空文庫
日頃やさしく父に事へて孝養怠りなかりしが、月日の経つは是非なきことにてその父やうやく老いにければ、国法に順はむには山にもせよ野にせよ里|距れたる地へ棄つべくなりぬ。
— 幸田露伴 『印度の古話』 青空文庫
事|露はれて国法に背きたる罪を問はれなばそれまでなりと、深く地を掘りて密室をその中に造り設け、表面は那処へか棄てたるやうにもてなして父をば其室に忍ばせ置き、なほ孝養を尽しける。
— 幸田露伴 『印度の古話』 青空文庫
そして「私は摂津国法福寺の円通と申す禅僧、これなるは紀州光明寺の法眼と申す連れの僧、御主人も在らばお目にかかり度い」 と堅苦しく申入れました。
— 岡本かの子 『茶屋知らず物語』 青空文庫
はたまた今日|我邦において、その法律の規定している罪人の数が驚くべき勢いをもって増してきた結果、ついにみすみすその国法の適用を一部において中止せねばならなくなっている事実(微罪不検挙の事実、東京並びに各都市における無数の売淫婦が拘禁する場所がないために半公認の状態にある事実)は何を語るか。
— 石川啄木 『時代閉塞の現状』 青空文庫
なぜなれば、すべてこれらは国法によって公認、もしくはなかば公認されているところではないか。
— 石川啄木 『時代閉塞の現状』 青空文庫
私はアーミテージと云う名でロンドンの銀行に這入っている時、国法を犯して罪せられ、流刑を云い渡されたことがあるのだ。
— コナンドイル 『グロリア・スコット号』 青空文庫
作例 · 標準
いかなる権力者であっても、国法を無視して勝手な振る舞いをすることは許されない。
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国法に基づいて厳正に裁判が行われ、犯人には妥当な判決が下された。
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平和な社会を維持するためには、国民一人ひとりが国法を遵守する意識を持つことが不可欠だ。
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