目を配る
めをくばる
表現動詞-五段-ラ行
標準
to keep an eye on
文例 · 用例
草履を土間に脱いで、一渡店の売物に目を配ると、真中に釣した古いブリキの笠の洋燈は暗いが、駄菓子にも飴にも、鼠は着かなかった、がたりという音もなし、納戸の暗がりは細流のような蚊の声で、耳の底に響くばかりなり。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
「そこです、」と、背後から声を懸けたのは、二度目を配る夕景の牛乳屋の若者で、言い棄てると共に一軒置いて隣邸へ入った。
— 泉鏡花 『三枚続』 青空文庫
少女は又其方へ目を配る。
— 長塚節 『旅の日記』 青空文庫
だが副社長として、日本電気全体のバランスに目を配る立場についた大内には、二つ目の情報処理セクションを作って組織を歪ませるような選択はとりえなかった。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
この丹念に目を配ることは一篇の大局を忘れない以上、微細に亘れば亘るほどよろしい。
— 芥川龍之介 『文芸鑑賞講座』 青空文庫
先文 204. XIX 287. XXI 96.しかく陳じて金髮の將メネラオス出で行きつ、鷲の如くに八方にその目を配る――人は曰ふ、鷲は空飛ぶ禽鳥の中に最も目は強し、足|疾き兎、林叢の繁みに其身ひそむとも、 675高きに翔けて認め知り、羽音鋭く落し來て、彼を襲ひて速に捕へて息の根を留む。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
作例 · 標準
パーティー会場では、スタッフが参加者に目を配り、何か困っている人がいないか確認していた。
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