一妻多夫
いっさいたふ
名詞
標準
polyandry
文例 · 用例
それからインドで一夫多妻の家の妻と一妻多夫の家の妻とが父系統母系統の優劣について大議論したのを読んだが今ちょっと憶い出さぬ。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
謹厳なる君は僕のように、一妻多夫に甘んずるものを軽蔑せずにはいられないであろう。
— 芥川龍之介 『第四の夫から』 青空文庫
のみならず事実上の一妻多夫は事実上の一夫多妻と共に、いかなる国にもあるはずである。
— 芥川龍之介 『第四の夫から』 青空文庫
ちょうど僕等の一妻多夫も文明国の軽蔑を買っているように。
— 芥川龍之介 『第四の夫から』 青空文庫
扨又結婚の上は仮令い命を失うとも心を金石の如くに堅くして不義するなとは最も好き教訓にして、男女共に守る可き所なれども、我国古来の習俗を見れば、一夫多妻の弊は多くして、一妻多夫の例は稀なるゆえ、金石の如き心は特に男子の方にこそ望ましけれ。
— 福沢諭吉 『女大学評論』 青空文庫
西蔵は一妻多夫の国で、兄弟が五人あっても七人あっても細君は一人で間にあわせる。
— 久生十蘭 『新西遊記』 青空文庫
第二十四回 一妻多夫と一夫多妻裸体にて川を渡る それから翌日私はそのラマから借りた馬に乗って、そうして荷物はラタークの商人の騾に載せて川端を指して参りました。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
彼が高唱する出鱈目のその多くは、突飛であり、お愛嬌であるに過ぎないが、彼の口から、一夫多妻、一妻多夫論の一端を高唱せしむるに至っては、断じて、お愛嬌なる出鱈目の一種としてのみ看過せらるべきではない。
— 農奴の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
チベットの一部地域では、伝統的に一妻多夫の社会構造が見られる。
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現代社会では一般的ではないが、歴史上、一妻多夫の事例はいくつか記録されている。
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その小説では、一妻多夫の家庭における複雑な人間関係が描かれている。
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