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井戸端

いどばた
名詞頻度ランク #27307 · 青空 772
1
標準
side of well
文例 · 用例
夜中にふと眼がさめると台所の土間の井戸端で虫の声が恐ろしく高く響いているが、傍には母も父も居ない。
寺田寅彦 追憶の冬夜 青空文庫
その頃のわが家を想い出してみると、暗いランプに照らされた煤けた台所で寒竹の皮を剥いている寒そうな母の姿や、茶の間で糸車を廻わしている白髪の祖母の袖無羽織の姿が浮び、そうして井戸端から高らかに響いて来る身に沁むような蟋蟀の声を聞く想いがするのである。
寺田寅彦 重兵衛さんの一家 青空文庫
翌る日、起きて、ふたりで顏を洗ひに井戸端へ出て、そこでもう藝術論がはじまり、一時間ちかく井戸端をぐるぐるめぐり歩いて最近の感想を述べ合ひました。
太宰治 このごろ 青空文庫
」と子供を叱るやうな口調で言ひ、「そんな工合ひに家の中で、じつと爐傍に坐つてゐる人と、井戸端へ出て洗濯してゐる人と、どつちが寒いか知つてゐますか。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
「お前の井戸端は習慣になつてゐるから。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
(F・O)S=長屋 井戸端でお内儀さん二三人の立ち話し。
山中貞雄 恋と十手と巾着切 青空文庫
井戸端のお内儀が囁き合った。
山中貞雄 恋と十手と巾着切 青空文庫
半次、エヘッと意味深の笑い残して内へ入るとカメラがスーと流れて、 井戸端です。
山中貞雄 中村仲蔵 青空文庫
作例 · 標準
井戸端で近所の奥さんたちが立ち話をしているのが見えた。
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昔は井戸端が村の情報交換の場だったらしい。
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夕涼みに井戸端に出て、涼しい風にあたった。
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