膏薬
こうやく異読 あぶらぐすり
名詞多音語
標準
plaster
文例 · 用例
もとより一室を借受けて、逗留をしておったが、かほどの悩は大事じゃ、血も大分に出さねばならぬ、殊に子供、手を下すには体に精分をつけてからと、まず一日に三ツずつ鶏卵を飲まして、気休めに膏薬を貼っておく。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
その膏薬を剥がすにも親や兄、また傍のものが手を懸けると、堅くなって硬ばったのが、めりめりと肉にくッついて取れる、ひいひいと泣くのじゃが、娘が手をかけてやれば黙って耐えた。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
私の靴には膏薬のように粘る軟土が慕いよった。
— 有島武郎 『フランセスの顔』 青空文庫
もし一方に偏して、これを万病薬のように固執するならば、腫物が癒ってなお膏薬を貼っているようなものであります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
仕方を見せて見物を泣かせる目算のあてはずれ、発奮で活歴を遣って退け、手痍少々負うたれば、破傷風にならぬようにと、太鼓大の膏薬を飯粒にて糊附けしが、歩行たびに腹筋よれて、跛曳き曳き、「あ痛、あ痛。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
大概の打傷、擦傷、筋を違えなどは、内分にして、膏薬も焼酎も夜があけてから隠密という了簡。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
『わたしは腫物で困つてゐる者ですが、幸ひに親切な人が一貼の膏薬をくれまして、これを貼れば直ぐに癒るといふのです。
— 岡本綺堂 『赤膏薬』 青空文庫
就ては甚だ申し兼ねましたがお店の灯を鳥渡拝借して、この膏薬を炙りたいのでございますが……。
— 岡本綺堂 『赤膏薬』 青空文庫
作例 · 標準
肩こりがひどいので、薬局で湿布の膏薬を買ってきた。
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転んだ傷口に、看護師が丁寧に膏薬を貼ってくれた。
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昔の膏薬は、様々な生薬を練り合わせて作られていた。
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標準
ointment
作例 · 標準
患部に軟膏の膏薬を塗って、炎症を抑えた。
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蚊に刺されたところにかゆみ止めの膏薬を塗る。
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この膏薬は、肌荒れに効果があると言われている。
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