届け先
とどけさき
名詞
標準
destination (of a letter, parcel, etc.)
文例 · 用例
これなる不届き者行徳助宗は宿送り、届け先は江戸ご城内お濠方畑野蔵人、三宅平七ご両士じゃ」 右門の声、さえざえとしてあたりを払ったことです。
— 毒を抱く女 『右門捕物帖』 青空文庫
たとえ、はで向きといったにしても、店員の持ち出したようなそんな年ごろの、聞きずてならぬ隠し人や届け先がいつのまにかできていたとしたら、いち伝六の問題ばかりではなく、やがて江戸に女|一揆の起きるやも計られない大問題でしたから、右門はあわてて手を振ると、にが笑いしいしいいいました。
— 身代わり花嫁 『右門捕物帖』 青空文庫
「どちらさまとはなんでえい、なんでえい、江戸っ子にも似合わねえ、おらが自慢のだんなを知らねえのか、右門のだんなさまだよ、八丁堀の右門のだんなさまだよ」 いらざるところにいらざる自慢の名のりをあげたものでしたから、「おいこら、伝六ッ――」 あわててしかっておくと、右門は届け先を告げました。
— 身代わり花嫁 『右門捕物帖』 青空文庫
波 瑠 子(届け先、府下|目黒町八四一、中山とし方) 手紙の中の“都合の悪いこと”について、何か心当たりはないかという刑事の質問に、信子は、「このごろお店へたびたび見えるハルピンから来た男をたいへんいやがっていましたから、そんなことじゃあないでしょうか」 と言った。
— 松本泰 『宝石の序曲』 青空文庫
刑事は波瑠子の置き手紙によって荷物の届け先を調べ、その辺から何か犯罪の手掛かりを掴もうとした。
— 松本泰 『宝石の序曲』 青空文庫
波瑠子(届け先、府下|目黒町八四一、中山とし方) 手紙の中の“都合の悪いこと”について、何か心当たりはないかという刑事の質問に、信子は、「このごろお店へたびたび見えるハルピンから来た男をたいへんいやがっていましたから、そんなことじゃあないでしょうか」 と言った。
— 松本泰 『宝石の序曲』 青空文庫
まだ届け先を見なかったっけ) 京助は懐中へ手を差し込んで、仕舞って置いた書面を引き出した。
— 国枝史郎 『生死卍巴』 青空文庫
そうすりゃ、私が使の者にその届け先を指図してやれるからね。
— A CHRISTMAS CAROL 『クリスマス・カロル』 青空文庫