米価
べいか
名詞頻度ランク #12037 · 青空 80 例
標準
rice price
文例 · 用例
次に「徳用飯殖焚法」と題するものは、「ある作用によりて飯を四割以上増殖する焚き方なり」とて、「米価大騰貴の際、各戸一日も欠くべからざる発明」と言えり。
— 堺利彦 『面白き二個の広告』 青空文庫
米価はひどい騰貴で商人は肥え、庶人は困窮し、しかも日光の陽明門が気魄の欠けた巧緻さで建造され、絵画でも探幽、山楽、光悦、宗達等の色彩絢爛なものがよろこばれている。
— 宮本百合子 『芭蕉について』 青空文庫
相場師と地主との庫で、米価はつり上げられるが、その米を辛苦して作った農村には何がのこされているか。
— ――作家同盟各支部に婦人委員会をつくれ―― 『国際無産婦人デーに際して』 青空文庫
米価惨落・生糸惨落・造船事業の縮小は来年の春までに数万人の失業者を更に街頭に送り出すであろう。
— 宮本百合子 『ニッポン三週間』 青空文庫
郡山が膨張して、附近の村々の若いものはそこの工場で働くようになったし、大戦のころ米価暴騰につられて田地を買い込んだ農民たちは忽ちその借金なしに追い立てられることとなり、村の生活へは明け暮ひろい流れで町の息吹きが動きはじめた。
— 宮本百合子 『村の三代』 青空文庫
米価の安くなる事実は私のやうなものをも考へさせる、――飫肥では弐十八銭、油津では二十五銭、上ノ町では弐十弐銭となつた(新白米では弐十銭以下だとさへ聞いた)。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
今日も此宿で、修行遍路ではやつてゆけない実例と同宿した、こんなに不景気で、そしてこんなに米価安では誰だつて困る、私があまり困らないですむのは、袈裟の功徳と、そして若し附け加へることを許されるならば、行乞の技巧とのためである。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
」前詩は年豊にして米賤きを歎じ、後詩は年の豊凶と米価の昂低とに無頓着であるものと聞える。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
作例 · 標準
記録的な冷夏の影響で米の収穫量が激減し、市場では米価が急騰している。
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政府はコメの供給過剰を防ぎ米価を維持するため、作付け面積の調整を農家に要請した。
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スーパーの店頭に並ぶ新米の価格を見ながら、主婦たちは今年の米価の動向を噂し合っている。
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ウィキペディア
米価(べいか)とは、米の値段。近代以前の日本においては物価の基準であり、近代以後も日本国民の主食の値段である米価は「物価の王様」と称されて、歴代政府の経済政策に重要な影響を与えた。
出典: 米価 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0