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忙中

ぼうちゅう
名詞
1
標準
in the midst of busyness
文例 · 用例
忙中に閑ある余裕の態度であり、死生の境に立って認識をあやまらない心持ちである。
寺田寅彦 俳諧の本質的概論 青空文庫
今や、天地爽麗の季に乗じて、新茶一椀の服涼は、忙中僅に許さるべき自然の贈りものではあるまいか。
岡本かの子 新茶 青空文庫
忙中謝客などという、あざやかなことは永遠に私には、できないと思う。
太宰治 困惑の弁 青空文庫
此の際、本県出身の芸術方面に関係ある皆様にお集り願って、一夜ゆっくり東京のこと、郷里の津軽、南部のことなどお話ねがいたいと存じますので御多忙中ご迷惑でしょうが是非御出席、云々という優しい招待の言葉が、その往復葉書に印刷されて在り、日時と場所とが指定されていた。
太宰治 善蔵を思う 青空文庫
男爵は、何も知らず、おそろしくいきごんで家へかえり、さて、別にすることもなく、思案の果、家の玄関へ、忙中謝客の貼紙をした。
燭をともして昼を継がむ。 花燭 青空文庫
さて今回本紙に左の題材にて貴下の御寄稿をお願い致したく御多忙中恐縮ながら左記条項お含みの上|何卒御承引のほどお願い申上げます。
太宰治 虚構の春 青空文庫
御多忙中を大変恐縮に存じますが、本紙新年号文芸面のために左の玉稿たまわりたく、よろしくお願いいたします。
太宰治 虚構の春 青空文庫
我がなつかしき故山の読者よ、卿等若し胸に一点の閑境地ありて、忙中なほ且つ花を花と見、鳥を鳥と聴くの心あらば、来つてこの埒もなき閑天地に我みちのくの流人と語るの風流をいなむ勿れ。
石川啄木 閑天地 青空文庫
作例 · 標準
忙中にもかかわらず、彼は友人の相談に快く応じた。
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仕事の忙中、彼は気分転換に短時間の散歩に出かけた。
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忙中閑ありとは言うが、最近はゆっくり休む暇もない。
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