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柄杓

ひしゃく異読 ひさく
名詞
1
標準
ladle
文例 · 用例
さう云ふ貴重な水なれば、子等が飲むのには柄杓に二杯も飲ませはする。
葉山嘉樹 井戸の底に埃の溜つた話 青空文庫
そこで、子等は柄杓に一杯又は二杯の生ぬるい水を、一息に呷つた後で、尻をペタ/\と叩かれるのである。
葉山嘉樹 井戸の底に埃の溜つた話 青空文庫
小山は、工人の気に喰わぬ奴に対しては、燐や、塩酸加里、硫黄、松脂などが加熱されて釜の中でドロ/\にとけている頭薬を、柄杓ですくって、頭からピシャリとぶちかけた。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
支那人は、彼の手に握られた柄杓を見ると、物がひっくりかえるようなトンキョウな声を出して逃げ出すのだった。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
(コロナは八万三千十九) わたくしたちが柄杓で肥を麦にかければ、水はどうしてそんなにまだ力も入れないうちに水銀のように青く光り、たまになって麦の上に飛びだすのでしょう、また砂土がどうしてあんなにのどの乾いた子どもの水を呑むように肥を吸い込むのでしょう。
宮沢賢治 イーハトーボ農学校の春 青空文庫
やがて小用を達した様子、雨戸をばたりと開けるのが聞えた、手水鉢へ柄杓の響。
泉鏡花 高野聖 青空文庫
其処へ東京から新任の県知事がお乗込とあるについて、向った玄関に段々の幕を打ち、水桶に真新しい柄杓を備えて、恭しく盛砂して、門から新筵を敷詰めてあるのを、向側の軒下に立って視めた事がある。
泉鏡花 国貞えがく 青空文庫
住持といっても木綿の法衣に襷を掛けて芋畑麦畑で肥柄杓を振廻すような気の置けない奴、それとその弟子の二歳坊主がおるきりだから、日に二十銭か三十銭も出したら寺へ泊めてもくれるだろう。
幸田露伴 観画談 青空文庫
作例 · 標準
お寺でお参りする際、手水舎で柄杓を使って手を清めた。
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囲炉裏の傍らには、味噌汁を注ぐための大きな柄杓が置いてあった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
井戸水を汲むのに、昔ながらの柄杓が使われていた。
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柄杓(ひしゃく)は水や汁物を掬うための道具。柄がついた器状をしている。

出典: 柄杓 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0