鯵
アジ異読 あじ
名詞頻度ランク #38708 · 青空 24 例
標準
horse mackerel (Carangidae spp., esp. the Japanese horse mackerel, Trachurus japonicus)
文例 · 用例
「鯵かしらん」 すると、畳敷の方の柱の根に横坐りにして見ていた内儀さん――ともよの母親――が、は は は は と太り肉を揺って「みんなおとッつあんに一ぱい喰った」と笑った。
— 岡本かの子 『鮨』 青空文庫
江戸時代、青森、鯵ヶ沢、十三などと共に四浦の町奉行の置かれたところで、津軽藩の最も重要な港の一つであつた。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
膳の上にあるのは有触れた鯵の塩焼だが、ただ穂蓼を置き合せたのに、ちょっと細君の心の味が見えていた。
— 幸田露伴 『太郎坊』 青空文庫
梅は小鯵の色の好いのが一山あるのに目を附けて、値を聞いて見た。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
朝釣りから戻つて来た舟の人から大きな鯵を買ひ、H君が尾をさげてもどる。
— 軽い酔 『私の一日』 青空文庫
鯵を酢にして朝飯を喰ふ。
— 軽い酔 『私の一日』 青空文庫
網には鰯や鯵の類ひが主で、渚にこぼれた小魚を拾ふ騒ぎが賑やかであつた。
— 牧野信一 『まぼろし』 青空文庫
「今日は、あまり好い天気だから僕を途中まで送つておいでと命じたのに、吾家の宵張りの連中は誰一人寝言でさへも返答しないよ、僕は飯も喰はずに出かけて来たので途中で君の家に寄つてパンを一片とビールを一本と……」「鯵があつたらう、今朝の――」 鴎丸に寄つたのは事実だつたが、途中まで送つておいで!
— 牧野信一 『円卓子での話』 青空文庫
作例 · 標準
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