多面体
ためんたい
名詞
標準
polyhedron
文例 · 用例
しかしこの物の形の基礎には立体的正多面体の基本定型が伏在していて、条件によってその中の格好なものが成長の萌芽となるであろうという想像がついたようである。
— 寺田寅彦 『自然界の縞模様』 青空文庫
けれども、纏屋次郎左衛門から、六十四組の町火消しに供給した的と謂はゞ言はるべき、形の上の要素を多く具へた、馬簾つき、白塗り多面体の印をつけた、新しい物を考へに置いてかゝる事だけは、控へねばならぬ。
— 折口信夫 『まといの話』 青空文庫
まといの要素たるばれんや、張り籠の多面体が、後の附加だとすれば、愈|彼自身たて物と近づくので、旗の布を要素としない桙の末流らしく、益考へられて来る。
— 折口信夫 『まといの話』 青空文庫
火消役のまといには、家々の定紋を押してゐたが、町人の手に移つてからは、組々の印を明らかに見せる為、かの多面体の張り籠が工夫せられたので、六十四本の中、竿頭にだしとしてつけた物には籠を想化し、又は籠其物を使うた物が多い。
— 折口信夫 『まといの話』 青空文庫
デューレルは紙上に正多面体及び半正多面体の側面をなすところの諸多角形を接続して描き、その縁に沿うて紙を折り、その多面体を作ることを考えたが、これはデューレルが初めて試みたことであった。
— 三上義夫 『芸術と数学及び科学』 青空文庫
昆虫の眼は透きとほるような角性の蓋で被はれてゐて、堅くて切れる多面体だ。
— STORY-BOOK OF SCIENCE 『科学の不思議』 青空文庫
その多面体をよく見ようとするには、廓大鏡が要る。
— STORY-BOOK OF SCIENCE 『科学の不思議』 青空文庫
十センチの球形と見たものは、多数の微細な不整形の表面から構成され赤い条線を持つ漆黒の多面体で、極めて特異な結晶の一種とも、鉱物を高度に研磨し彫刻を施した人工物ともいえた。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『闇をさまようもの』 青空文庫
作例 · 標準
彼は趣味で、色画用紙を使って複雑な正多面体の模型を製作している。
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自然界に見られるウイルスの中には、正二十面体のような美しい多面体の形をしたものがある。
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この現代的なビルの外観は、巨大なガラスの多面体が組み合わさったようなデザインだ。
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