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赤貧

せきひん
名詞名詞-の形容詞
1
標準
extreme poverty
文例 · 用例
間もなく月収僅か八十|法で以てフェイドオ劇場といふのに招かれ、赤貧洗ふが如き生活をした。
中原中也 デボルド―※ルモオル 青空文庫
むかしの藝術家たちには、とかく貯金をいやしむ風習があつて、赤貧洗ふが如き状態を以て潔しとしてゐた樣子であつたが、いまはそのやうな特殊の生活態度などはゆるされぬ。
太宰治 金錢の話 青空文庫
(縁側にどかりと腰をおろし)いかに我等国民学校教員が常に赤貧洗うが如しと雖も、だ、あに必ずしも有力者どもの残肴余滴にあずからんや、だ。
―――一幕三場 春の枯葉 青空文庫
ヤコブもヨハネも赤貧の漁人だ。
太宰治 駈込み訴え 青空文庫
彼は眼鏡|磨臼をひいて一生を洗ふが如き赤貧のうちに、静かに自由の思索に耽れり。
石川啄木 閑天地 青空文庫
それに書いたものさへ持つてゆけば何処の本屋でも喜んで金に換へてくれたにちがひなく、再三いろいろと申込んで来た向きもあつたが、一々頭から断つて、全然眼も向けなかつたのは、全く弟の復活する迄弟と同じく赤貧のどん底で終始しようと覚悟したからであつた。
北原白秋 雀の卵 青空文庫
赤貧常に洗ふが如く、父母にわかれ、弟妹にわかれ、いまだ三界を流浪すると雖も、不断の寛濶また更に美しからむ事をのみ希ふ。
北原白秋 雀の卵 青空文庫
No thankじや、赤貧洗ふが如く窮してをつても、心は怡然として楽んでをるのじや」「それだから猶、どう為てさう窮して、それを又楽んでゐるのか、それには何か事情が有るのだらう、から、それを聞せてくれ給へと言ふのだ」 荒尾は故らに哈々として笑へり。
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫
作例 · 標準
彼は赤貧の家庭に育ちながらも、独学で医学を修め、貧しい人々のために尽くした。
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赤貧を恐れず、己の信念を貫くことこそが真の勇気だ」と、かつての恩師は説いた。
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華やかな成功の陰には、彼が赤貧にあえぎながら書き上げた初期の傑作がある。
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